朝飯前、いや、昼飯前の三つ子山(比和)
山道を折り返しながら進む。六つ目の折り返しで稜線に出る。
城跡の遺構が見えている。城跡の兵舎陣営を、丸、廓、段、床、地域によって呼び名が違う。毛利方では段と呼び、尼子方では床と呼ぶ城もあった。ここは毛利方だから段と呼ぶのだろうね。
城の発掘は必ずしも掘るのではないよ。樹や草に覆われているのだ。その草木を伐採し、毎年伸びた草を刈るメンテも発掘のひとつなのだよ。手を抜くと、たちまち草に埋もれてしまう。
かなり複雑な土木工事を施していたのだ。草刈をすると土木工事のありようが浮かび上がってくる。ここが三つ子山の最高地点のようだね。
今櫛山が谷向こうに見えている。反転すると、三河内の集落たんぼが見えている。場所を変えよう。
比和の公共の宿「かさべるで」の背後に猿政山、毛無山大毛無山が見えている。目を移すと、大鬼山の稜線が見えている。先週、あの山に登ったのだよ。
福田頭が見えている。頂上がちょっと見えるだけで、大部分は井西山が前を塞いでいるのだ。
さて、降りようかね。降りる時のほうが遺構の威容は増して見えるね。
渡り尾根を戻って行く。広い林道に変わって、トントントンと林道を降りる。ここが登山口、弁当を持っていたが、降りてから食べることになった。
朝飯前の山登り、と言うのがあるが、この場合、昼飯前の山登り、こういうことになるかな。
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これは一部分を抜書きしたものです。
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