「ライアー」大沢在昌 新潮社
ずばり言えば、消費情報研究所と関東損害保険事業者連合会の戦いです。
どちらも政府機関、国家に害をなす存在を排除する機関です。
先発は研究所、後発が連合会、海外は研究所、国内は連合会で分けています。
神村は研究所に所属している。夫が火事に巻き込まれてガス中毒で死亡した。
これが始まり、夫が殺害されたのを探り当て、手を下したのは連合会だと知る。
ここから研究所と連合会の戦いが始まる。
この小説の題名がライアー、嘘つきなんですよ。
だれが嘘をついているのかを探るのがこの小説のキモです。
筆致はきわめて硬質、遊びなしでグイグイお話しを展開していきます。



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