誤断
「誤断」堂場瞬一 中央公論新社
警察ものじゃない、スポーツものじゃない、企業小説です。
製薬会社が舞台です。
ある薬剤が問題で、各地で人が死んだ。主人公は副社長に命じられて遺族を金でまるめこんだ。
副社長も40年前、同じようにして出世の糸口をつかんだ。
40年前、台風のせいで廃液タンクが倒壊した。
港は汚染され、今、影響が地域に及んでいる。
主人公は、副社長から特命で同じように被害者をまるめこむように命じられ、任に当たる。
おかしい、こんなことは間違っている。
ここから会社への巻き返しが始まる。
どんな巻き返し?そこは読んでくれなきゃ。
堂場瞬一の小説タイトルは漢字二文字が多いのですよ。
パッと見ただけでは、この本、読んだのやら、未読なのやら、よく判らない。
出版年を見るんですね。年月が新しければ未読だ、古ければたぶん読んでいるはず。
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