三成の不思議なる条々
「三成の不思議なる条々」岩井三四二 光文社
石田三成の、徳川家康弾劾の文書に「内府ちがいの条々」があります。
そのオマージュというか、鎮魂譜ですね。
さる男が、石田三成について調べてこい、と命じられた。
関ヶ原の戦いで、たかが中大名の三成が大大名の徳川家と五分に組んで戦えたのはなぜか。
三成の陣立てはいかに。
いや、調べた。調べた。現役大名家の家臣、潰れた大名家の牢人、豊家北政所に仕えた尼、全部で11人。
段々、はっきりして来た。関ヶ原の戦い、どっちに理がある、非がある、というものではない。
これらの聞き書きを依頼主に文書にまとめて報告した。
最後の章は語らない。どうして三成なのか、なんで聞きまわったのか、ここで明らかになります。
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