ご破算で願いましては: みとや・お瑛仕入帖
「ご破算で願いましては: みとや・お瑛仕入帖」梶よう子 新潮社
濱野屋という小間物屋を両親は営んでいた。
深川富岡八幡宮の祭礼に永代橋が倒壊して、両親が亡くなってしまった。
死後、たくさんの借銭が現れて、店は人手に渡ってしまった。
お瑛は11歳、長太郎は17歳、人の情けで、二間間口の「みとや」を開いた。
なんでも38文、それが売りの小商いです。
なんでもかでも38文、あぶりこかな網38文、枕、かんざし38文、はしからはしまで38文。
お瑛は店番が役目、仕入れは兄の長太郎がどこからか仕入れてきます。
いろいろあるのです。災難が次々ふりかかってきます。
掻き分け掻き分け、二人は世渡りをして行きます。
安心してください。
悲劇のお話しじゃありません。人情喜劇、そんなところかな。
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