日本人ビジネスマン、アフリカで蚊帳を売る
「日本人ビジネスマン、アフリカで蚊帳を売る」浅枝敏行 東洋経済新報社
サブタイトルが、なぜ、日本企業の防虫蚊帳がケニアでトップシェアを取れたのか?
住友化学工業、農薬メーカーです。
殺虫剤の拡販に蚊帳を考えた。
蚊帳の繊維に薬品を練り込んで、じわじわ拡散させて蚊帳に触れた蚊を倒すわけです。
主人公はどんどん変わっていきます。
蚊帳を製造して、スペック決めする人。
WHOなどの官需で、無償でアフリカに配布するのに食い込むこと。
リーマンショックで、無償援助は渋るようになってきた。
民需に打って出なきゃならない。
住友化学はBtoBの販売ばっかりで、消費者に直接売るノウハウなどない。
そこをがんばれ。
オリセットネット、これがブランド名です。
アフリカで一番売れる蚊帳のブランドを打ち立てました。
著者はマーケティングコンサルタントです。
じつにこなれた文章で、手に取るように伝わってきます。
文中に、著者とは違う名前のコンサルタントが派遣という格好で参加しています。
この人が著者じゃないのか。
実に経過をよく知っている、語っている。
実録をノベライズして書いているのだろうと思います。
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