ねじまき片想い
「ねじまき片想い」柚木麻子 東京創元社
浅草の老舗のおもちゃメーカー、富田宝子はそこの社員なのだ。
外部デザイナー、西島を思い詰めている。
上品なラブストーリーなのだ。
展開は推理小説、宝子が謎を解くのが小説の展開なのだ。
前に読んだ「伊藤くんAtoE」にもあったフレーズだが、[押し倒せ]
[ぼく、処女は重荷なんです、もっと軽い方がいい]
ううむ、話しの運びは上品なのに、読者になんちゅうことを推奨しているんだろう。
ラスト、ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか、判断を読者に預けている。
単なるラブストーリーじゃないところがよろしいね。
サポートする脇役が多士済々で、ひとりひとりが主役であってもおかしくないね。
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