春や春
「春や春」森谷明子 光文社
女子高校で俳句同好会を立ち上げる。
黒澤映画七人の侍のように、次々と会員を集めて行く。先行きが期待できます。
狙いは、俳句甲子園。松山で行われる俳句の大会に出場すること。
中学校で句会で一緒になった男の子が転校した。今でも俳句をやっていれば松山で会える。
東京大会を勝ち抜き、松山の俳句甲子園で敗退したが、敗者復活戦で復活する。
結果は語らない。
作者は73本の俳句を披露している。習作中の俳句、都大会、本戦大会での対戦相手の俳句も作っているのだ。
著作権を犯すから他人の俳句を混ぜ込むことはないだろう。全部自作で吟じていることだろう。
俳句甲子園、句会とは全然違う、新しい対戦方式なのだ。
出場者が熱中するのは当然だが、観客も熱中できる、拍手できる、応援できる、かなり面白そうだ。
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