つばき
「つばき」山本一力 光文社
「だいこん」という前作があります。
つばきは「だいこん」という名前の飯屋を浅草で営んでいました。
今は、深川で「だいこん」を営んでいます。
山本一力の、心学、道学、商人の心得、心配りについて、念を入れて説いております。
うっとうしい?いえいえ、むしろ快い。ここまで真っ直ぐに道を説くひとは他にいません。
喜んで刻限までにおうかがいします。刻限までにおうかがいします。
昨今の居酒屋の「喜んで」このフレーズがここに出てきます。
「喜んで」とは、江戸の昔からあったものか、昨今の流行を援用したのか、どうなんでしょうね。
松平正信により札差への棄捐令が発せられます。この先の不景気が予想されます。
この先、「だいこん」は大きく変わるはずです。
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