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2015年8月17日 (月)

葬式組曲

「葬式組曲」天弥涼 原書房
5篇の中編集のように見えるが、読み通すと、1篇の長篇に構成されています。
時代は近未来、政府は葬式を禁止しました。逆らって葬式を上げると葬式税をかけます。
唯一、S県だけが葬式に助成金を出して葬式税を打ち消します。
日本国中、どこも直葬が当たり前なのに、S県だけは葬式を行って、葬儀屋が生き残っています。
1篇ごとに語り手が(主人公が)変わります。北条葬儀社の社長、3人の従業員それぞれ、喪主、火葬場の作業員、などなどです。
みんな、人が死んでそこから火葬場へ送るまでのお話しです。
意外におどろおどろしい語り口じゃないのです。真夜中に読んでもゾクゾクするようなことはない。
探偵小説、推理小説なんです。
読み始めは、葬儀屋業界のお仕事小説かな、と思って読んだが、はい、ある意味、お仕事小説です。
最終章では、ある探偵がこう語り、違う探偵がこう語り、へぇぇ、ここまでは全部伏線だったのかい、と驚きます。
議員探偵セシューズ・ハイのシリーズを書いた作者です。そういう畑なんです。

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