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2015年9月 1日 (火)

8月に読んだ本

2015年8月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3552ページ
ナイス数:97ナイス

日本人ビジネスマン、アフリカで蚊帳を売る: なぜ、日本企業の防虫蚊帳がケニアでトップシェアをとれたのか?日本人ビジネスマン、アフリカで蚊帳を売る: なぜ、日本企業の防虫蚊帳がケニアでトップシェアをとれたのか?感想
サブタイトルが、なぜ、日本企業の防虫蚊帳がケニアでトップシェアを取れたのか?住友化学工業、農薬メーカーです。殺虫剤の拡販に蚊帳を考えた。蚊帳の繊維に薬品を練り込んで、じわじわ拡散させて蚊帳に触れた蚊を倒すわけです。主人公はどんどん変わっていきます。蚊帳を製造して、スペック決めする人。WHOなどの官需で、無償でアフリカに配布するのに食い込むこと。リーマンショックで、無償援助は渋るようになってきた。民需に打って出なきゃならない。住友化学はBtoBの販売ばっかりで消費者に直接売るノウハウなどない。そこをがんばれ
読了日:8月31日 著者:浅枝敏行

武士道ジェネレーション武士道ジェネレーション感想
武士道シックスティーン、武士道セブンティーン、武士道エイティーン、シリーズ最終作です。香織、早苗、どちらも大学を卒業し、桐谷道場をサポートしています。香織は師範代として、早苗は裏方として。道場主の桐谷玄明の体調が悪くなります。このままでは道場を畳むのも近い。早苗の夫、充也は玄明先生から奥義を教えてもらっている。奥義とはシカケとオサメ、古武道なのでスポーツ剣道とは大きく離れている。香織は充也から秘密の特訓を受ける。これを会得したら、道場を引き継げる、かもしれない。誉田哲也は血まみれ誉田と爽やか誉田の二系列が
読了日:8月28日 著者:誉田哲也

ヒマラヤにホテルを三つ - ネパールに賭けた男の物語ヒマラヤにホテルを三つ - ネパールに賭けた男の物語感想
サブタイトルに、ネパールの開発ヴィジョンを語る。ヒマラヤ登山でネパールを訪問し、大学は工科系だし、ネパールのお役に立ちたいと、政府の中小企業局に奉職した。工業製品ではインドに負ける、ネパールの立国は観光にある、と志すようになった。ヒマラヤ観光開発(株)を設立し、株主を募る。その資金で、ホテル・エベレスト・ビューを建設する(36才)さらに、ホテル・ヒマラヤ・カトマンズを建設。今、ホテル・アンナプルナ・ビューを建設中。妻はネパール人、国籍もネパールに移し、ネパール国土開発党を設立し、国会議員を目指す(81才)
読了日:8月26日 著者:宮原巍

田んぼアートのキセキ田んぼアートのキセキ感想
青森県田舎館村で田んぼアートが始まりました。最初は、村役場から見渡せる正面の位置、そんなに最初から上手だったわけじゃないです。平面そのままに田植えして、出来上がれば、下半身デブのモナリザが誕生したこともあります。それ以来、遠近法に沿って、パソコンで設計図を書いて、測量して位置を指定する方式が確定しました。最大イベントは、天皇陛下皇后陛下がご覧になったことです。絵柄は、富士山と羽衣伝説、でした。村役場からでは受け入れ人数が限定されるので、道の駅近くに第2会場を設けました。鉄道は弘南鉄道、田んぼアート駅を新設
読了日:8月25日 著者:葛西幸男

ご破算で願いましては: みとや・お瑛仕入帖ご破算で願いましては: みとや・お瑛仕入帖感想
濱野屋という小間物屋を両親は営んでいた。深川富岡八幡宮の祭礼に永代橋が倒壊して、両親が亡くなってしまった。死後、たくさんの借銭が現れて、店は人手に渡ってしまった。お瑛は11歳、長太郎は17歳、人の情けで、二間間口の「みとや」を開いた。なんでも38文、それが売りの小商いです。なんでもかでも38文、あぶりこかな網38文、枕、かんざし38文、はしからはしまで38文。お瑛は店番が役目、仕入れは兄の長太郎がどこからか仕入れてきます。災難が次々ふりかかってきます。悲劇のお話しじゃありません。人情喜劇、そんなところかな
読了日:8月18日 著者:梶よう子

葬式組曲 (ミステリー・リーグ)葬式組曲 (ミステリー・リーグ)感想
5篇の中編集のように見えるが、読み通すと、1篇の長篇に構成されています。時代は近未来、政府は葬式を禁止しました。逆らって葬式を上げると葬式税をかけます。唯一、S県だけが葬式に助成金を出して葬式税を打ち消します。日本国中、どこも直葬が当たり前なのに、S県だけは葬式を行って、葬儀屋が生き残っています。1篇ごとに語り手が(主人公が)変わります。北条葬儀社の社長、3人の従業員それぞれ、喪主、火葬場の作業員、などなどです。みんな、人が死んでそこから火葬場へ送るまでのお話しです。 意外におどろおどろしい語り口じゃない
読了日:8月17日 著者:天祢涼

春や春春や春感想
女子高校で俳句同好会を立ち上げる。黒澤映画七人の侍のように、次々と会員を集めて行く。先行きが期待できます。狙いは、俳句甲子園。松山で行われる俳句の大会に出場すること。中学校で句会で一緒になった男の子が転校した。今でも俳句をやっていれば松山で会える。東京大会を勝ち抜き、松山の俳句甲子園で敗退したが、敗者復活戦で復活する。結果は語らない。作者は73本の俳句を披露している。習作中の俳句、都大会、本戦大会での対戦相手の俳句も作っているのだ。著作権を犯すから他人の俳句を混ぜ込むことはないだろう。全部自作で吟じている
読了日:8月14日 著者:森谷明子

私にふさわしいホテル私にふさわしいホテル感想
6話の短編集、私にふさわしい○○。順番に、ホテル、デビュー、ワイン、聖夜、トロフィー、ダンス、これらの言葉が埋まります。ヒロインは、中島加代子、ペンネームを、最初は相田大樹、名前を変えて有森樹李。新人小説家です。ライバルがいます、東十条宗典、初老の小説家です。この二人、ものの弾みで不倶戴天の敵になってしまいました。トムとジェリーのような展開です。そうです、文壇での楽屋話みたいな運びです。読後感は爽やかなんですがね。爽やかにしては沈殿物が多い。どんな業界でも生き延びるのは大変だ。智慧と度胸が必要なようです。
読了日:8月12日 著者:柚木麻子

ランチのアッコちゃんランチのアッコちゃん感想
第1話、弁当。第2話、移動屋台。第3話、カラオケ。第4話、屋上ビヤガーデン。全部、食べ物に絡んだお話しです。アッコちゃんとは怖い上司、お相手はぐずな部下です。わたしに一週間弁当を作れ、代わりにランチは指定の店で食べるように。第2話では会社が倒産して、アッコちゃんは移動屋台のワゴンを動かします。元部下の三智子は手伝うというか、修行する、というべきか。第3話第4話では、アッコちゃんは瞬間絡みます。ストーリー展開には関係ない絡み方。惚れたはれた、滑った転んだ、というお話しじゃないです。すべて元気の出るお話しで、
読了日:8月8日 著者:柚木麻子

ねじまき片想い (~おもちゃプランナー・宝子の冒険~)ねじまき片想い (~おもちゃプランナー・宝子の冒険~)感想
浅草の老舗のおもちゃメーカー、富田宝子はそこの社員なのだ。外部デザイナー、西島を思い詰めている。展開は推理小説、宝子が謎を解くのが小説の展開なのだ。前に読んだ「伊藤くんAtoE」にもあったフレーズだが、[押し倒せ][ぼく、処女は重荷なんです、もっと軽い方がいい]ううむ、話しの運びは上品なのに、読者になんちゅうことを推奨しているんだろう。ラスト、ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか、判断を読者に預けている。単なるラブストーリーじゃないところがよろしいね。サポートする脇役が多士済々で、ひとりひとりが主役で
読了日:8月7日 著者:柚木麻子

伊藤くん  A to E伊藤くん  A to E感想
主人公は伊藤くん、A篇からE篇まで伊藤くんが主人公。すごい美男子で、千葉の大地主のおぼっちゃんで、生活力は全然ない。シナリオを書くことを目指している。それぞれの篇で、女性に好かれたり、嫌われたり、なんだい、そんなラブロマンスのお話しかい。段々と成り行きが変なんですよ。主人公が移って行く。後輩の今売り出し中のシナリオ作家だったり、前は売れたが、今は枯れてしまった作家だったり。読み始めは感情移入もへったくれもない、このお話し、どこが面白いんだろうと思いながら読んで行く。クライマックスになると、これは狂気だな、
読了日:8月5日 著者:柚木麻子

つばきつばき感想
つばきは「だいこん」という名前の飯屋を浅草で営んでいました。今は、深川で「だいこん」を営んでいます。山本一力の、心学、道学、商人の心得、心配りについて、念を入れて説いております。うっとうしい?いえいえ、むしろ快い。ここまで真っ直ぐに道を説くひとは他にいません。喜んで刻限までにおうかがいします。刻限までにおうかがいします。昨今の居酒屋の「喜んで」このフレーズがここに出てきます。「喜んで」とは、江戸の昔からあったものか、昨今の流行を援用したのか、どうなんでしょうね。松平正信により札差への棄捐令が発せられます。
読了日:8月4日 著者:山本一力

アンタッチャブルアンタッチャブル感想
宮澤、不祥事を起こして、捜査一課から公安へ転属を命じられた。資料室勤務で、上司は椿警視、キャリアなのだが失速してくすぶっている。その椿が北朝鮮のスパイを発見して、どうやらスカイツリーの破壊テロを工作しているらしい。ここからは、椿の誇大妄想なのか、現実に事態が推移しているのか、読んでいても判断できなくなる。嘘か真か、シリアスなような漫画チックなような、訳わからなくなるところがええ。なんぼキャリアでもこんな公安はいないだろ、いや、いても不思議じゃない状況を書き込んでおります。予定調和で終わりますが予定調和以上
読了日:8月3日 著者:馳星周

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