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標識がこれ、雲月山はこっちと指差している。
分岐から入る道はうんと細くなる。それでも県道52号線なんですよ。入口に県道の標識が立っている。冬季は交通不能と宣言してある。除雪はしないと宣言しているのだよ。
自転車を押しながら登って行くと、路肩決壊 通行注意 島根県と看板がある。軽トラ軽四なら車幅が狭いから、たぶん、通れるだろう。トラックは無理だよ、普通車もどうだろうなぁ。
谷底が深いから、ここの路肩崩壊は回復工事をやるにはべらぼうな工費がかかると思うよ。県道ではあるが、改修工事をするとは思えない。緑資源幹線林道という迂回路はあるんだもの。
谷を登り詰めて、水源涵養保安林の看板によると、ここはアシハラ峠というところらしい。曲がり角の先に赤いリボンが見えている。そこから県道52号線が繁みの中に入っているのだよ。
草に覆われた杣道が県道52号線なんですよ。しばらく道は途絶して、どこかのこの先で県道52号線が復活するのだ。そういう使えない県道なんですよ。
舗装路を進むが、この道は県道114号線なのだそうな。この道は大丈夫、進めます。というより、この道しかない。
先が見えてきた。あそこが雲月峠、峠の向こうにススキの原が広がっている。広島県、北広島町の標識が出迎えてくれる。
下りの道を雲月山の展望するところまで進む。
まず、右の展望台から背後の山を見る、目を転じて中央の山へ、左に目を転じてあそこが雲月山の三角点だよな。毎年山焼きするので草原の山になっている。
さて、引き返そうか。
編集が終わりました。
新しいページをアップしています。
これは一部分の抜書きです。
全体の姿は、このリンクからたどってみてください。
http://sherpaland.net/bike/2015/bike-151029-kenkyo_ungetsu/bike-151029-kenkyo_ungetsu.html
復讐についてのの規範規定なんですがね
目には目を、歯には歯を、これはハンムラビ法典
目には目、歯には歯、手には手、足には足、やけどにはやけど、傷には傷、打ち傷には打ち傷、これは旧約聖書
目、手、足、これなら理解できる、なんで歯が出てくるんだろう
バビロニア語か他の言葉か、そこは知りませんが
考えられるのはただ一つ、韻を踏むために、歯を持ってきたのではないでしょうか
前歯なら誰が見ても判るけど、奥歯なら当人しか判らない
歯を復讐・懲罰の例示にするには少し無理があるように思えますがね
韻を踏んだり、言葉を飾るために、歯を持ってきた、のではないでしょうか
バビロニア語もヘブライ語も知りませんが、こういうことじゃないかしら
ハンムラビ法典の編纂者、ウケを狙ったんだと思いますよ
「猟師になりたい!」北尾トロ 信濃毎日新聞社
著者は、東京でミニ雑誌を編集出版し、モノカキでもある。
東京を脱出し、信州に移住した。
仕事の本拠は東京にあるので、妻と娘は松本に残し、金帰月来、週末は松本に帰っている。
山が近いので、猟銃を撃ってみたくなる。
狩猟免許を取った。講習通い、試験を受けるくだりなど、笑ってしまう筆のさえだ。
空気銃を買った。平日は本人は東京にいるので、松本の自宅に散弾銃、ライフル銃を置くことは危険きわまりない。
たかが空気銃なのに結構なお値段がするのだ。中古を安く手に入れた。
猟師初年度、一羽も回収できなかった。
二回ほど当たったが、半矢、傷を負ったまま逃げてしまった。
猟師がめちゃめちゃ減っているのです。
高齢者は免許を返上するし、若者が狩猟免許を受けるのは激減している。
猟友会支部で解散統合している例はなんぼでもあります。
ドキュメント風だが、エッセイです。
愉快な筆致で、読みやすいのなんの。
IE11で、このタイトルのポップアップが出現して悩んでいました。
実に頻繁に出現します。くどい!しつこい!
いろいろ手を替え品を替え、このポップアップ地獄から脱出しようと努力しました。
全部完敗、どのテもうまくいきませんでした。成功したようにみえても、翌日には同じことです。
マイクロソフトのサポートページ
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/306831
[Web 参照時のエラー メッセージ : このページのスクリプトでエラーが発生しました]
ここでの手順に従って
1、[ファイル名を指定して実行] regsvr32 urlmon.dll やってみましたが、回復しませんでした。
2、[スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックし、[インターネット オプション] をダブルクリックします。
[詳細設定] タブをクリックします。
[ブラウズ] の下にある [サード パーティ製のブラウザ拡張を有効にする (再起動が必要)] チェック ボックスをオフにします。
Internet Explorer を再起動します。
1番の手順は無効でしたが、2番の手順は成功しました。
今はOKのようです。念のため、電源オフにして翌朝再起動、問題がないようですので、成功です。
ただし、副作用があります。
Google ツールバーが無効になります。
もう一度Google ツールバーを再設定すると、今度は[サード パーティ製のブラウザ拡張を有効にする] ここに勝手にチェックが入ります。
ここにチェックが入ると、ポップアップを阻止することができません。
どっちかを選べということで、Google ツールバーを諦めるしかないようです。諦めます。
Google ツールバーを諦めても、Google 検索は可能です。なんの不都合もありません。
何度もこのテーマで悩みを発信しましたが、誰の興味も引きませんでした。誰もそんな事態に陥らなかった。
この件で悩んだのは、わたしだけだったかも。
検索ワード[このページのスクリプトでエラーが発生しました]
相当数の、相談、対策、の件数があります、わたしだけではなかったようです。世間のほんの一部分なのかな。
もちろん、どなたもそんな被害に遭わないほうがええに決まっていますよね。
「喧嘩両成敗の誕生」清水克行 講談社新書メチエ
筆者は、学術書ではなく、一般書として書いた、と述べているが、いえいえ、かなりな教養書です。
室町時代の民法・刑法、訴訟法について述べたものです。
室町時代のひとびとは、現代人よりはるかに誇り高く激越だった、彼らの公平を求める心は今以上でした。
天下の法として、喧嘩両成敗の基準があります。
もちろん、武士と召使いの間には差があり、両者の平等を求めるものではありませんでした。
室町殿には、裁定を下したい意識があり、喧嘩両成敗とは違う基準で裁判をしたがりました。
室町殿から秀吉の世になり、喧嘩両成敗基準より、行政の裁判が勝つようになります。
195ページから198ページで、要約してあります。
大急ぎで読むなら、そこだけ読まばよろしい。
エピローグで書き添えてあります。
交通事故裁判などで、被害者側の落ち度があり、それで一部相殺されて、判決に反映されます。
これは日本特有の仕組みで、世界の裁判は勝つか負けるかで、一部相殺などない、と言います。
室町時代の喧嘩両成敗が今なお尾を引いているのだと指摘しています。
分岐がある。右が犬伏山山頂、左が三瓶山展望、三瓶の展望を求めて左折する。たいした道草ではない、案内に5分と書いてあるように、そんな程度で到着する。
ところがね、今日は水蒸気が多くて、見通しが悪いのだよ。近い峰さえぼんやりとしか見えない。
2003年の写真で代用しましょう。本来なら、こんなにはっきりと三瓶山が見えるのだ。12年前には、三瓶山はわたしには遠い存在だった。見えただけで嬉しかった、こんなに近いのかと始めて認識しました。
今日はだめだよ、がっかりして引き返す。分岐まで戻って、犬伏山の頂上の方向へ歩き始める。
尾根へ出たところで、尾根道に乗り換える。ここで大きく方向を変えているのだよ。
疎林の頂上に出る。いかにも山頂風なのだが、ここはまだ犬伏山ではない。鞍部に降りて行く。笹の原が分厚くて、雨上がりには通りたくないところだね。
ゆるゆると坂道を登って、アセビが多く見える一帯にさしかかる。強風に吹き曝されているとみえて、片方に傾いている。風衝の影響なんだなぁ。
最後の緩やかな坂道を登って、ここが犬伏山の頂上、三角点と三角点を結ぶ見通しのための切り開きはあるのだが、今日は水蒸気が多くて、見通しが悪い。
東口への道はこっち、車を途中に置いているため、そっちに行かずに引き返さなきゃならない。下の駐車場に置いていたならぐるっと一周できたのだがね。
編集が終わりました。
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これは一部分を抜書きしたものです。
全体の姿は、下のリンクからたどってみてください。
「世界の辺境とハードボイルド室町時代」高野秀行、清水克行 集英社インターナショナル
[謎の独立国家ソマリランド][恋するソマリア]の著者、高野秀行
[喧嘩両成敗の誕生]の著者、清水克行
ふたりの対談の本。
辺境の生き方は室町時代と似ている、これが対談のテーマです。
そればっかりじゃないよ。
辺境と室町時代との比較はぶどうの房のように一貫しているんだが、ぶどう一粒一粒の雑談トリビアが非常に興味深い。
知的好奇心を刺激されて、次から次へとページをめくりたくなる。
学術書は、検証して検証して、うるさいほど論理を詰めて書いてあるが
対談本は、思うところをズバズバ語るので、言い切ってしまうところがええとこです。
[謎の独立国家ソマリランド][恋するソマリア]はすでに読んでいます。
次は、[喧嘩両成敗の誕生]を読まなくちゃ。
最初はキリコキリコとペダルを踏んで谷を登って行ったんですよ。道の傾斜がきつくなってきた。これ以上はあかん。自転車を下りて押して歩こう。
意地でも、しゃっちきりでも(これは広島弁)、とことん自転車から降りない、頑張って頑張って漕ぎ続ける、これはわたしには似合いません。息が切れて、無理なものは無理だもの。
押して歩いているうち、頭上に被さるような激坂が見えてきた。
写真で見ると、大したことないように見えるでしょ、実は道は大きく迂回してはるかに崖上にあるのです。写真は真を写すと書くのだが、真実を写していない、真実を曲げているよ。
上の道に立って下を見下ろすと、どうだ、これなら。ここの激坂がどの程度のものか納得できるでしょ。
ここで最後の民家があって、ここから先には電線も電話線も延びてはいない。
かなりうねうねと曲がり曲がって坂道を登って行く。
ここが来尾峠、広島県、北広島町の看板がある。才乙さいおと峠とは言わないみたいですね。ねっとで検索してみたが、才乙さいおと峠との表現はひとつも見つからなかった。
下りの道は木立に包まれている。森を抜け出すと、ぱっと展望が広がる。才乙さいおとの集落が見える。集落の背後には中野冠山が見えている。
緩やかな集落内を抜けて、太歳神社がある。才乙神社と表現してある地図もある。太歳神社とは、だざいさん、おおとしさんと親しまれ、年越しの神様です。
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上のテキストは一部分の抜書きです。
全体の姿は下のリンクから辿ってみてください。
http://sherpaland.net/bike/2015/bike-151018-kenkyo_kitao/bike-151018-kenkyo_kitao.html
Google Map を利用して、自分の軌跡を描いているひとは少ないと思います。
少数者の思いだけに、世間の共感を得ることは難しいとは思いますが
Google Map の取扱い手順がコロコロ変わるので困っています。
先月までは、Google Chrome で Google Map を展開するのが便利でした。
IE11 ではうまくいったり、いかなかったり、大概うまくいかなくて、使い難かったです。
今月になると、両者の使い易さが逆転しました。
IE11 では地図の作成のページに簡単に入れるのに、Google Chrome ではリンクを深く潜らなきゃなりません。
どう考えても、担当者・開発者の独断・好みで仕様を変えているとしか思えません。
上司のチェック・許可があって推進したものとは思えません。
ま、どれだけ愚痴っても罵っても、地図作成の技は Google Map の独壇場です。
ユーザーはどんなに不当な扱いを受けても、甘受しなきゃならないんです、あぁあ。
近郷近在という言葉は、近郷近在神楽大会というポスターから学びました。
これはええ、というので、去年の3月に「近郷近在、三次市布野の高丸山」というタイトルでページ化しました。
http://sherpaland.net/report/takamaru_fno.html
その後、幾つか、近郷近在として括れる山に登ったのに、近郷近在の言葉を忘れていました。
今度は忘れななかった。
先日の「近郷近在、三次市志和地駅、明光山」
http://sherpaland.net/report/myokozan.html
ちゃんとネーム付けしました。
ところで、その近郷近在、広義の近郷近在と狭義の近郷近在がありますが
あんまり遠い近郷近在ではその名に似合わないように思います。
極めてご近所の山で登って楽しい山があればええんですがね。
ここんとこ二・三週間、悩みに悩んでいました。
「このページのスクリプトでエラーが発生しました」
この警告文が、ポップアップで連発して、邪魔で邪魔で、困っていました。
その邪魔ものは広告を満載したページで起きる傾向があります。
広告の数だけ警告文が出現するのじゃないかしら。
IE11に特有の現象です。Google Chrome では起こらない現象です。
10月15日の Windows Update で、どうやら問題は減少したようです。
10月15日のアップデートは15項目ほどありました。どれが的中したのかは判りませんが。
試しに、警告文が頻発する地雷原に入ってみました。例えば、ここ。
http://searchina.ne.jp/
比較的問題なく読み進められます。
連続してバタバタと警告文が出るのはなくなりました。
それでも、後遺症があって、2件3件の警告文は出る、出るけど数はうんと減りました。
どうも拡張子 js のファイルが問題を起こします。
拡張子 js とはジャバスクリプトの省略です。
ほんとのことを言えば、二・三週間前のアップデートに失敗があったのだろうと思います。
~しまった、しくじった。やっちまった~
マイクロソフトの開発担当が問題のあるアップデートをやってしまったのだろうと思います。
そのアップデートを引っ込めたのが10月15日のアップデートだろうと思います。
ま、そこは問わないことにしましょう。
問題が、ほぼ解決して、余は満足ぢゃ。
NHKの「にっぽん縦断 こころ旅」ですが、日野正平一行が明神山に登っているのをテレビで見ました。
三次の三良坂駅から旧上田小学校まで登る道です。
あの登り坂を漕いで漕いで登ったことを思い出します。
たしかに、どこまでもいつまでも登り坂で嫌らしい坂です。
キリキリキリキリ踏んで行けばジリジリ登って行ける道です。
日野正平も、嫌がっていたが、納得納得、激しく同感します。
「明神山連続三山走破」09年5月22日 このタイトルでページ化しています。
http://sherpaland.net/bike/2009/bike-090522-myojin/bike-090522-myojin.htm
「豚カツ」? 「とんかつ」? 「トンカツ」?
「お持ちします」? 「持って参ります」?
「逸話」?
「『せいぜい』がんばって」?
「中年」は何歳から何歳まで?
例えば、こんな話題が出ています。
フレーズの最後に?があって、立ち止まって、言葉の状況を点検しています。
なかなか面白い、暇つぶしに見てもええし、その指摘は正しいと憤慨してもええ。
https://www.nhk.or.jp/bunken/kotoba/term/index.html
似たようなシリーズで、放送現場の疑問・視聴者の疑問も面白いです。
斜面を切り開いたところに出てきた。地籍図根三角点とある。国土地理院の三角点じゃないよ、法務局地籍図の三角点だよ。
ここから展望が広がる。麓の川地は梢に邪魔されて見えにくいね。可愛川越しの安芸高田市甲田町が見渡せる。湧永製薬の工場が木々の隙間に見えている。
ここから測量用の道を進む。古い杣道は枝葉が邪魔なので通りたくない。ここらあたりが前山の頂上部分、測量の赤いリボンに従って下って行く。
その赤いリボン、放射状に何列もあるんですよ。登りは集中だから間違うことはないが、下りにはどのリボンの列を選ぶか慎重に点検しなきゃならないね。
前山と明光山とを結ぶ渡り尾根を歩いています。地図では一塊りの山に見えるが、実際に登ってみると、別々の山だと認識できる。
いよいよ明光山の斜面を登り始める。古い杣道が溝状になっているのが見えている。道に雨水が流れて、流れた水が溝を作って、さらに水を集めて深い溝になる。深い溝になる前の溝です。
測量のために木々を伐採している。伐った幹から若芽が出て枝葉になっている。これは一年生えだな、二年生え三年生えならもっと成長している。測量したのは今年のことだろうな。
さかのぼっても、去年の秋以降、今年の春から夏にかけて測量したものだろうな。木株の具合、リボンの褪せ具合から判断して、こういうことだと思うよ。
測量する以前なら、枝葉梢に邪魔されてもっと苦労したことだと思うよ。切り開かれた道を進むのだから、楽なもんだ、最適な時期に登った、ということなのだろうね。
ここらあたりが山頂なのだろうが、三角点はどこにあるんだろう。
こんな場合にGPSが頼りになります。三角点をGPSにウェイポイントしてある。ウェイポイントに近づくように道を選んで、こっちだ、切り開かれているスペースに出てきた。
ここが明光山三角点、三角点にセンサーチップが埋め込まれているもんだが、ここの三角点にはチップはまだ埋め込まれていなかった。
編集が終わりました。
新しいページをアップしております。
これは一部分を抜書きしたものです。
全体の姿は下のリンクから見に来てください。
猪子山の右側の稜線が下がっていて、そこに三坂峠があります。
民家が尽きたあたりで高速道路の高架を潜る。高速道路は直ぐに猪子山トンネルに入って行くのだよ。
漕いで行って、漕げます、じゅうぶん漕げる。三坂峠は相当に高度を下ろしているのだ。傾斜はきつくはないが、トロトロと坂道がどこまでも続いて行く。
峠にあるのはトンネルではない。半円形の構造物で、スノーシェッドと言います。要するに雪避けです。
雪崩に備えるのではなく、峠は雪だまりになり易い。雪だまりでタイヤを取られては車が立ち往生するので、トンネル状にして雪を避けているわけです。
スノーシェッドの中はGPSの電波が通る。中央部分は鉄ではなくプラスチックで覆ってあるので電波が遮られることはないのだ。GPSの軌跡が途切れる、という事態が避けられて、良かった、良かった。
スノーシェッドを抜けると、島根県、邑南町の看板が出迎えてくれる。
お蓮勘兵衛の墓がある。浜田藩の武士の妻が召使いと出来てしまって、逐電する、夫は追いかけて、ここで討たれた、里人が、哀れだなぁ、ということで、墓を建ててやる。
ええ話しというべきか、悪い話として教訓にすべきか、判断に困るお話しだよね。
編集が終わりました。新しいページをアップしています。
これは一部分の抜書きです。全体の姿は下のリンクから見て下さい。
http://sherpaland.net/bike/2015/bike-151010-kenkyo_misaka/bike-151010-kenkyo_misaka.html
「太閤の巨いなる遺命」岩井三四二 講談社
関ケ原で西軍の小西家は敗れて、彦九郎は商人となり、入り婿して、肥後屋彦九郎と名乗る。
同じ境遇の入り婿がアユタヤ行方知れずになり、探しに来る。
日本人の消息を求めて、印度洋アンダマン海の無人島に上陸する。
そこには巨大なガレオン船が浮かんでいた。
秀吉が生存中に、黄金を出して南蛮船を建造するように命じていた、その船が建造されたのだ。
船頭は日本人でも、乗組員はポルトガル人が多く、ポルトガル人から操船を学んでいるのだ。
徳川幕府は大阪を攻めるのが間近となっている。
太閤の遺命で、江戸に回航して江戸城を攻めるか、大阪城に上陸するか。
ポルトガル人は船を乗っ取って、日本を植民地にするか。
さて、どうなるでしょう。
歴史は変えられません。危うしの事態があったが、どう納まったのか、そこは読んでみなくちゃ。
最初の橋を渡って、二番目の橋を渡って、三番目の橋は崩れ落ちている。
道が行けないなら、小川に沿って下ってみようか。だめだ。川沿いは湿地帯で足を踏み入れると沈みそうだ。川から離れて進むにはヤブが分厚い。
引き返して、あちこち入れそうなところを試してみる。結局、廃車近くに赤い杭があって、そこから入るとなんとかなりそうだ。
入ってみると、目印はある。登山者の目印とも思えない。山主の目印か、測量時の目印か、どちらかなんだろうな。
鬼が城山の東にこぶがあって、そのこぶと鬼が城山との間の鞍部を目指すつもりで進んでみる。
流れが幾筋もあって、流れと流れの間に湿地帯が広がっている。
最初はヤブも薄かったのだが、だんだんと分厚くなってきた。成長期のヤブ特有の、競い合って密植状態になってきた。これはもう進めんなぁ。
意地と強情で突破する方法もある。そこまで無理をすることもない。楽しいか、楽しくないか、こっちの基準のほうを優先しよう。やめた、引き返そう。
編集が終わりました。
新しいページをアップしています。
これはその中の一部分、全体の姿は、下のリンクから追ってみてください。
「中国と香港は、違います」香港人が制作した、20枚のイラストが話題に
http://news.livedoor.com/article/detail/10642181/
その中のこれを見て下さい。
イラストの8枚目
¥ RMBとは 人民幣(じんみんへい、人民币、Rénmínbì、レンミンビィ、RMB)
通貨コードは
中国はCNY 日本はJPY ¥マークは共通なんです。
断っておきますが
銀行の外貨交換の窓口では、CNYの表示は見たことがありません。
貿易などの契約書、L/C などでしか登場しないのかもしれません。
2015年9月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2097ページ
ナイス数:46ナイス
http://bookmeter.com/u/37871/matome?invite_id=37871
■田園発 港行き自転車 (下)
北日本新聞で日曜日毎の連載でした。富山弁が豊富に出て、ローカル色に味があります。黒部川が黒部扇状地に広がるあたりに愛本橋があります。それがゴッホの「星月夜」の構図とよく似ている、そのことが小説のキーになっています。常願寺川から立山へのコースは何度も通ったが、黒部川・宇奈月温泉のコースは一度もたどっていません。そんなに素敵な橋なら、一度は見てみたかった。上巻の表紙は、昼間の愛本橋、女性が一人、下巻の表紙は、日が暮れてからの愛本橋、男女二人組が自転車を押して歩いています。
読了日:9月30日 著者:宮本輝
http://bookmeter.com/cmt/50742344
■田園発 港行き自転車 (上)
15年前自転車メーカーの社長が富山県の滑川駅で死んだ。予定では接待ゴルフで、富山県に行く用事はないはずだった。15年が経過したあたりで小説は始まる。娘は絵本作家に成長した。東京でのお話しと、京都でのお話しと、富山でのお話しがばらばらに始まる。それが有機的に関係づけられていく。これ、いわゆる文芸作品なんです。ストーリーテリングのエンタテインメントではない。文芸作品なら敬遠しようかな。そんなことはない。語り口はきわめて平易です。上巻でも下巻でも富山の旧街道を自転車で走るストーリーが絡みます。それが題名の由縁
読了日:9月30日 著者:宮本輝
http://bookmeter.com/cmt/50742306
■後妻業
結婚相談所と相談所の会員が結託しています。高齢の老人に結婚をあっせんして、会員の老女を送り込みます。結婚するか、あるいは、遺産相続を公正証書で約束します。星野、岸上、西山、中尾、季長、元木、名城、竹内、少なくともこれだけの男と、入籍、除籍を繰り返している。そこへ私立探偵が恐喝に乗り込んでくる。どいつもこいつも愛嬌の無いキャラクターなので、読み続けるのが嫌になる。唯一、白馬の騎士は弁護士なんだが、出てくる場面が少ない。最後、悪は滅びます。そうでなきゃ読み続ける甲斐がない。首都圏と鳥取県で似たような事件があり
読了日:9月19日 著者:黒川博行
http://bookmeter.com/cmt/50462398
■強襲: 所轄魂 (文芸書)
所轄魂シリーズ三作目です。父は警部補、所轄勤務、息子はキャリアで警視、これは変わりません。立てこもりがあった。立てこもったのは、元警官、SAT(刑事部)、大量の爆弾を抱えています。彼は過去、立てこもり犯を射殺したことがあります。正当防衛で処理されましたが、真実の経過を曝すよう警察に要求しています。SIT(警備部)が出張って、強行突入して射殺してしまうことを試みます。警備・公安対刑事部の争いになります。なぜそれほど無力化・射殺を試みるのか。警察OBの政治家が絡んできます。勧善懲悪、予定調和で終わります。
読了日:9月8日 著者:笹本稜平
http://bookmeter.com/cmt/50183392
■先生、洞窟でコウモリとアナグマが同居しています!: 鳥取環境大学の森の人間動物行動学
副題に、[鳥取環境大学]の森の人間動物行動学。シリーズ本で、先生、○○が××しています!の題名で、これで8冊目、全部は読んでいませんが、何冊か読んでいます。登場する動物は、コウモリ、アナグマ、ミミズ、ドンコ(魚)、モモンガ、スズメ、ヤギ。どれも身近な生き物で、生態を生き生きと描写しています。シリーズもこれだけ書き続けると、ここは面白く書いてやろう、と筆が躍る場面があります。そう、面白い。筆者が嬉しがっているところが伝わってきます。鳥取環境大学は、鳥取市の南の郊外にあって、丘の上ちょっとした山かげにあります
読了日:9月6日 著者:小林朋道
http://bookmeter.com/cmt/50145257
■ふる
池井戸花しす、これが主人公の名前。2011年12月と199*年を行ったり来たり、IT関連の会社勤務だが、仕事はネットで女性の性器にモザイクをかけること。199*年は子供の時代から高校生までだが、初潮を迎えるのがハイライト。同時に、祖母の下の世話も引き受ける。毎日、毎日、祖母の性器を見つめる。なんちゅうお話しじゃい。まとまらないお話しじゃね。題名の「ふる」なんでふるなのかよく判りません。語り口の味を楽しみましょう。会話のやりとりを楽しみましょう。で、どんな筋だったん?筋、筋はない。筋を追いかける小説とは違う
読了日:9月3日 著者:西加奈子
http://bookmeter.com/cmt/50052572
▼読書メーター
http://bookmeter.com/
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