太閤の巨いなる遺命
「太閤の巨いなる遺命」岩井三四二 講談社
関ケ原で西軍の小西家は敗れて、彦九郎は商人となり、入り婿して、肥後屋彦九郎と名乗る。
同じ境遇の入り婿がアユタヤ行方知れずになり、探しに来る。
日本人の消息を求めて、印度洋アンダマン海の無人島に上陸する。
そこには巨大なガレオン船が浮かんでいた。
秀吉が生存中に、黄金を出して南蛮船を建造するように命じていた、その船が建造されたのだ。
船頭は日本人でも、乗組員はポルトガル人が多く、ポルトガル人から操船を学んでいるのだ。
徳川幕府は大阪を攻めるのが間近となっている。
太閤の遺命で、江戸に回航して江戸城を攻めるか、大阪城に上陸するか。
ポルトガル人は船を乗っ取って、日本を植民地にするか。
さて、どうなるでしょう。
歴史は変えられません。危うしの事態があったが、どう納まったのか、そこは読んでみなくちゃ。
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