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2015年10月25日 (日)

喧嘩両成敗の誕生

「喧嘩両成敗の誕生」清水克行 講談社新書メチエ
筆者は、学術書ではなく、一般書として書いた、と述べているが、いえいえ、かなりな教養書です。
室町時代の民法・刑法、訴訟法について述べたものです。
室町時代のひとびとは、現代人よりはるかに誇り高く激越だった、彼らの公平を求める心は今以上でした。
天下の法として、喧嘩両成敗の基準があります。
もちろん、武士と召使いの間には差があり、両者の平等を求めるものではありませんでした。
室町殿には、裁定を下したい意識があり、喧嘩両成敗とは違う基準で裁判をしたがりました。
室町殿から秀吉の世になり、喧嘩両成敗基準より、行政の裁判が勝つようになります。
195ページから198ページで、要約してあります。
大急ぎで読むなら、そこだけ読まばよろしい。

エピローグで書き添えてあります。
交通事故裁判などで、被害者側の落ち度があり、それで一部相殺されて、判決に反映されます。
これは日本特有の仕組みで、世界の裁判は勝つか負けるかで、一部相殺などない、と言います。
室町時代の喧嘩両成敗が今なお尾を引いているのだと指摘しています。

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コメント

外国には過失相殺がないのですか?
恥ずかしながら知りませんでした。

そのように書いてありますねぇ。
交通事故などで、あなたが3割悪い、そのぶん減額します。
わたしも納得できる内容ですがねぇ。
室町時代から、為政者が決めた法度、触れではなく、自然に沸き上がった天下の法、それが喧嘩両成敗だと筆者は言っています。
国際共通の基準でないのですかねぇ。
外国人が日本で事故を起こすと、納得するのでしょうかねぇ。
案外、この基準は受け入れ可能なんじゃないでしょうか。

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