「豹変」今野敏 角川書店
主人公は警視庁生活安全部少年事件課の巡査部長だ。
たまたま所轄で少年が友人を刺した事件に出会った。
署に連行したが、警官3人をなぎたおして逃走した。
ここでお祓い師が登場する。
鬼龍光一、鬼衆道の一族なのだ。
もうひとり、安倍孝景、奥州勢の一族だ。
狐憑の仕業で、お祓いで元に戻る。
他にも、男子中学生、別に女子中学生の事件も起きる。
どちらも狐憑の仕業で、ふたりのお祓いで元に戻る。
どうして狐が憑いたのか。
そこがこの小説の芯なので、そこは語るわけにはいかない。
今野敏、古武道の道場を持っていて、武道小説もあるのだが、狐憑きの小説を書くとはびっくりです。
あまり嵌らないことを願っています。



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そういえば,「君子は豹変す」は一般に悪い意味に使われますが,事態に応じて素早く適切な措置を執るというよい意味という説もあるようですね。
投稿: ふぃーゆパパ | 2015年11月13日 (金) 20時41分
今野敏は、日頃は警察物の小説が多いのですが
今回は、オカルト物というか、精神科学の分野と言うか
作家自身が豹変したように見えます。
投稿: しぇるぱ | 2015年11月13日 (金) 21時37分