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2015年12月13日 (日)

匠の技 伝統の左官技術

中嶋正雄 理工図書
失敗を乗り越えて50年、とサブタイトルにあります。
著者が語る。話し相手は編集者ですが、この編集者、左官に造詣が深い。
テープ起こしというか、トリテキというか、そういう形での本の作り方です。
わたしの子どもの頃は壁を塗る現場はいくらでもありました。
今は、左官が働いている建築現場は見ることがありません。
こまい、壁の芯で割竹を組み縄を巻いたものです。それに壁土を塗って行きます。
すさ、稲藁を5センチ3センチに切り刻んだもの、壁土に混ぜて接着力を上げます。
こういうことは子どものころから知っていました。
解らなかったのが水引、なんで祝儀不祝儀の金封が話に出るんだろうと不思議でした。
違った、水の引き方でした。
壁土が乾いて行く、あるいは、なかなか乾かない、そのへんの加減のことでした。
もちろん知らないことがいっぱい出てきますが、面白い。

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