うずら大名
「うずら大名」畠中恵 集英社
若いころ、不動下道場に通っていた。
門弟は次三男が多かった。誰もが婿養子を望んでいた。
吉也は村名主の豪農に婿養子入りした。今では吉之助と名前を変えた。
同じ門弟に有月がいた。今は養子入りして大名となっている。
甥に藩主の座を譲って、大殿、隠居の身分である。
そなた、大名貸しをせぬか。
大名に金を貸すことになった。
有月が愛玩しているのが、佐久夜、よく馴れた鶉なのだ。
いつもは、ぽぽぽと鳴くのだが、時折、御吉兆、と声を張って鳴く。
いやぁ、ええキャラクターを創作したねぇ。
畠中恵、あやかし、つくも神、若旦那などのキャラクターを作ってきたが、このキャラクター立ては斬新で、面白い、他に類を見ない。
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