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わたしだけの現象かもしれませんが
マウスポインターが勝手に範囲指定を拡大して難儀しています。
ホームページ原稿をソースで編集するのに、何行も範囲指定が広がって抜け出せません。
他にもあります。
ファイルのエキスプローラーで、1つのファイルだけ指定したいのに、意に反して、何個ものファイルを選択してしまいます。
粘着マットに引っ付いたようなもので、いったん始まると抜け出せません。
解決方法は、電源を切ること。
電源リセットすると、粘着マット地獄から脱出できます。
他に方法がなく電源切断・電源投入を繰り返していますが、PCが安定するまで、無駄な時間を待ち続けるのがツライです。
窮すれば通じる、ですねぇ。
やったぜ! 別の方法を発見しました。
粘着マット現象が発生したら、テンキー近くの方向キー(上下左右のキーのことですが)
Shiftキーを押しながら方向キーでドラッグの範囲をあえて拡げて行きます。
そこでShiftキーを離して、方向キーで戻して行くと、粘着マット現象から解放されます。解放されています。
どういう理屈なのかねぇ。結果オーライ。これは使えます。
この現象の解決方法を検索で探しましたが
どんな文言で検索すべきか、適当なフレーズがみつかりません。
いろんなフレーズで検索しましたが、ドンピシャリの解決方法はありませんでした。
上に書いたのは、検索から引き出したのではなく、自分で発見した方法です。
検索で見つからない、ということは、世間の人はこんなことで悩んでいないということかな。
どうやら、こんな落とし穴に嵌るのはわたしだけなのかもしれません。
「牛を飼う球団」喜瀬雅則 小学館
小説のようなタイトルですが、ノンフィクションです。
筆者は産経新聞・サンケイスポーツの記者で、取材した事実です。
独立リーグで、四国アイランドリーグ、高知ファイティングドッグスのことです。
球団を始めたが、倒産しそうになって、高知県人ということで、オーナーに就任して球団を救済することになりました。
人脈を使って、同級生を社長にしたり、弟を引き込んだり、人材には恵まれました。
球団の事業として農業もやります。野球の選手も田畑に出ます。
農業高校のバザーで子牛が売りに出ました。
それを買います。肉牛として、育てて二年後には売りました。
牛を育てたのは、その牛だけです。
農業高校も対策を立てて、次のバザーからは、シロウトには牛は売らなくなりました。
あまりにもユニークなので、この本のタイトルになりましたが
たとえ一頭だけでも、牛を飼う球団は、ほんとに存在しているのです。
営業努力で毎年の赤字が黒字に変わりました。
主将が引退して、社長に任命しました。
前の社長は県会議員に立候補しました。
メジャー帰りの藤川球児が入団したのも、高知県地元の縁です。
峠の狭間に差し掛かった。峠を登り切ったところに分岐がある。倒木に隠れているが、それと分かる。この分岐を行けば貴船山への道なのだ。
山への巻き道は下り道に変わるので、ここで道を離れて山腹に取り付く。尾根を攀じて行くのだ。
尾根に沿って、古いイガセンが張ってある。鉄条網のことです。錆び錆びで真っ黒になっている。牛を放牧した頃の名残りなんだね。
イガセンと付かず離れず、そのまま登って行けばええ。
山頂の平らな部分が見えてきて、頂上はもうすぐだ。
ここが貴船山三角点、最近の三角点にはICチップが埋め込まれている。ここの三角点にも埋め込まれている。
頂上からは展望はない。頂上手前の登り坂で、大久保の集落が見えているところがある。民家が見えるのはそこだけだから見逃さないようにね。
さて、引き返そうか。
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これは山頂近辺の部分、前後の詳細は下のリンクからたどってみてください。
石の鳥居があって、門前町に差し掛かる。最初は有料の駐車場ばっかり、そこから奥に参道口がある。アーケードというか、参道の上に屋根があるんですよ。これが結構長いのだ。
道を屋根で蓋して、GPSの電波が遮断されるんじゃないかと思ったが、屋根はビニール波板だったり、隙間があったりで、なんとか電波を拾うことが出来たようだ。ちゃんとログは拾えていた。
参道の土産物店を抜けると、仁王門がある。ここで怪しむ。違和感たっぷりじゃないか。神社にどうして仁王門があるのかね。ほらぁ、門前の商店街には神具店はあっても、仏具店はなかったぞ。
こっちが吽像、そして、こっちが阿像、真鍮製みたいだなぁ。アルミかもしれない。ピカピカ光っているところが他所と違うね。
石段を登れば、正面に最上稲荷本殿、霊光殿とも言うのだそうな。奥に旧本殿があり、最上稲荷山妙教寺が境内にある。
幟がへんぽんと翻っている。最上位経王大菩薩とある。神社なのに大菩薩とはどういうことだろ。
帰って、検索してみました。最上稲荷は仏教の寺でした。中心は妙教寺、本殿は祈祷のための施設でした。日蓮宗の寺院でした。
伏見稲荷が神道なので、すっかりそう思い込んでいた。最上稲荷は日蓮宗、豊川稲荷は曹洞宗、稲荷でも数々ござるのだよ、同じじゃないのだよ、知らなかったなぁ。
編集が終わりました。新しいページをアップしています。
これはハイライト部分をピックアップしたもの、全体の姿は、下のURLから辿ってみてください。
http://sherpaland.net/bike/2016/bike-160212-kibiji_saijoinari/bike-160212-kibiji_saijoinari.html
マリアビートル
「マリアビートル」伊坂幸太郎 角川書店
殺し屋がぞろぞろ出てくるお話しです。「グラスホッパー」の続編と言うか、シリーズものです。
東京駅発盛岡行の新幹線、「はやて」の社内の中のお話しです。
大金を運び、大ボスの息子を連れて行くのだが、金を失い、息子は殺されてしまった。
この列車の中には何組もの殺し屋がいます。
中でも最悪なのが、中学生、こいつが一番タチが悪い。
読者を翻弄しながらお話しは進んで行きます。
よく飲み込めないまま、消化できないまま、進んで行きます。
読者は数ページ読んで、本を閉じる程度しか抵抗できない。
どうやら盛岡駅に到着したら、何もかも解決するみたい。
登場人物の誰にも共感できないが、最後、9割がたページをめくった頃に
出てくる老夫婦、やっと応援したい人物が出てきました。
近郷近在の山もだいぶネタが尽きかけてきました。地図を見渡して、貴船山というのがある。これを登ってみようか。
庄原市口和町、永田という市街地があって、その手前から貴船山には入って行くみたい。
大久保集会所があって、そこに駐車させてもらおう。今の時期は除雪車が雪かきして、雪かきした雪は道ばたに積み上げてあるんですよ。道幅が狭くなって、無暗に路上駐車したら迷惑になる。
集会所を修理する業者がいるので、聞いてみる。貴船城址の看板がありますよね、それはどのへんなんでしょう。
ありゃぁせんよぉ。看板はあるが行ったこともない。さぁのぉ、どこにあるんかのぉ。貴船山ならのぉ、あっちの方向よぉ。黒い瓦の家が見えとろぉが、そっちの方向へ行きゃぁええ。
集会所から歩き始める。北へ、永田の方向へ向かって行く。この先の交差点が永田交差点なのだ。
県道から離れてここを曲がる。突き当りの分岐はどっちへ進むべきか。さっきのおっちゃんの感触では右へ曲がるのだと伝えていたような。ここがおっちゃんの言っていた黒い瓦の家。おばあさんがいた。
すみません、この道は貴船山に向かう道ですかね。あがぁに行って、こがぁに行きんさりゃ道があるよの。貴船城址はご存知ですか。知らんよのぉ。行ったこともない。
身振り手振りで教えてもらっても伝わらないね。ま、方向はこれでええみたいだね。誰に聞いても貴船城址は怪しいね。看板があるだけで、地元でも認知されていないのだろうね。
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これは出だしの部分です。全体の姿は読んでみてください。
節分行事の恵方巻ですがね
起源は、江戸時代という説もあるが
[セブン―イレブンが1989年に広島県の一部店舗で販売した後、1998年に初めて全国で販売。
2000年代には全国のコンビニ各社のほか、スーパーでも追随したことで一気に広まりました]
http://withnews.jp/article/f0160203003qqf2160127002qqF0G0010201qq000012976A
これが定説のようです
負けていなのがウリジナルを主張する隣国でしょうね
ぼちぼち、ウリナラ起源ニダ、と言い出すだろうと、わたし、わくわくしながら待っています
2016年1月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3873ページ
ナイス数:172ナイスガソリン生活の感想
語り手は自動車なんですよ。望月家の自家用車で、緑のデミオ、隣家の自動車はカローラ、自動車は自動車同士で話しが出来るし、人間の言葉も理解できる。ただし、人間には自動車の言葉は伝わらない。主人公は望月家の次男の亨、まだ小学校で10歳。お話しの芯は、名家の奥さんが浮気をしていると噂で、週刊誌の記者たちが追いかける。追いかけられて、トンネルの中で事故を起こして、二人とも焼死してしまう。ダイアナ妃とパパラッチの事件と似通っている。語り手が自動車なので、人間が自動車を離れると、次の展開がどうなるのか伝わってこない。
読了日:1月30日 著者:伊坂幸太郎
残り全部バケーションの感想
最初は、離婚した夫婦と娘が見知らぬ男と出かける、離婚記念の食事をする、そういう出だしなんですよ。お話しは時間を行ったり来たり、今は誰かの小学校時代の物語にいる。半分以上ページが進んでいるのに、この小説の主人公が誰なのかもわからない。場面場面はとても面白いんですよ。そりゃもうクスリと笑える。読みながら、先のお話しが読めないよ。このお話し、どこへ誘導されるんだろう。マクラが印象的だったので全体像を見誤った。主人公はこっちが本命だったのだ。終末は思いも寄らない大団円で、出だしとの整合性もピッタリで、ははぁ、こう
読了日:1月24日 著者:伊坂幸太郎
和僑の感想
頼まれて町長に就任し、新事業としてプラチナタウンという有料老人ホームを誘致して町を活性化させる、ここまでが前作のお話しです。この先、老人人口は先細りし、若者の結婚は遠のき、将来は真っ暗じゃないか、その時、緑原町はどうする。和牛の肉を輸出し、B級グルメを海外に出すと絶対ウケル、そこに気が付いた。町の出身者でアメリカでレストランで成功している人とタイアップする糸口が出来た。人口減少する日本国内で争っても先細りするだけ、マーケットは海外にある。ここで「和僑」という題名が効いてくるわけです。町長選挙があったり、
読了日:1月19日 著者:楡周平
変見自在 習近平よ、「反日」は朝日を見倣えの感想
週刊新潮連載の「変見自在」のコラムの採録だそうです。わたしも、たいがい嫌韓・嫌中ものは読むほうだが、連続して読み続けるとゲップが出る。やっぱり週刊誌で週に一回読むなら後遺症は出ないが、立て続けに読むと、読み続けられるもんじゃないです。本の題名のコラムがどこかにあるかと目次を見たが、ありません。全体の総把握としてタイトル付けしたもののようです。
読了日:1月16日 著者:高山正之
インデックスの感想
ご存知、警視庁は姫川玲子警部補の短編集です。警視庁捜査一課姫川班は解散しました。全員所轄に散らされたのが前作まです。今、姫川は池袋署にいます。推されて、再び本庁捜査一課に転属を命じられる。前の姫川班のようにはいかない。もう一回、関係を構築しなくちゃならない。「新宿鮫短編集鮫島の貌」を思い出します。似たようなシチュエイションだけど、姫川主任のほうが体温が高いぞ。場合によっては、長篇での再登場もあるかもしれない。姫川の大学時代、警視庁に入る前まで出てきます。「本屋さんのアンソロジー」で読んだな。
読了日:1月15日 著者:誉田哲也
女神めし 佳代のキッチン2の感想
前作「佳代のキッチン」の続きです。軽トラバンをキッチン仕様に改装して、各地を巡って調理屋を広げるお話しです。富山県氷見、伊豆半島下田、千葉県船橋、広島県尾道、大分県佐賀関、長崎県五島、常に港町に店を出します。それは魚市場が近いから。一部を紹介すると、尾道篇では、造船会社をリストラされた。なかなか職がない。無人島で塩田を開く。これは売れるかもしれない。塩田一枚二枚を一艘二艘と数えるのだそうな。巻末で、佳代の心の支えの松江のばあちゃんが亡くなった。肉親じゃないよ。縁あって知り合ったひと。続編はもうないのじゃな
読了日:1月10日 著者:原宏一
おい!山田の感想
大翔製菓で、ゆるキャラを設定しよう。社員をゆるキャラに設定してしまおう。ゆるキャラ山田が誕生しました。ここから始まる疾風怒濤のビジネス小説、えぇ、キワモノのお話しです。ガリチョコバーという新商品で、ゆるキャラ山田とタイアップして売り出したが、売れ行きはいまいちでした。ゆるキャラ山田の評判は地に落ちたが、ここからが巻き返しです。どう巻き返すか、そこは読んでくれなきゃ、ここで紹介するわけにはいかない。ハッピーエンド、みんなニコニコの終わりになります。
読了日:1月9日 著者:安藤祐介
藪医 ふらここ堂の感想
三哲は小児科医、長屋の広場にふらここ(ぶらんこ)があるので、藪医ふらここ堂で世間には通っている。おゆんは三哲の娘、三哲が主人公のお話しと思うでしょ。ほんとはおゆんがお話しの芯になるのだ。患者や親にぽんぽん叱りつけてはいるが、それは患者のためだから。お城から御典医の話しが降りてくる。公方様の御典医だ。さて、この御典医のお話し、どうなるんでしょうね。おゆんの恋が生まれるお話しがじれったいの、じれったくないの。各章それぞれ、にやりと頬が緩むくすぐりが続きます。そのへんの味付けがええなぁ。
読了日:1月8日 著者:朝井まかて
秋葉原先留交番ゆうれい付きの感想
ここは秋葉原にある交番です。いや、駐在所です。24時間勤務形態です。そこに権田巡査がいる。向谷巡査が転勤を命じられて赴任した。いっしょに幽霊を連れてきています。この幽霊、足しか見えない。万人に見えるのではなく、向谷巡査にしか見えない。幽霊になっているということは殺されたということ。二人は捜査を開始します。まずは犯行現場を確定すること、犯人を探すこと。ところどころ、くすぐりが入るのだが、これは効果的、手もなく著者の意のままです。
読了日:1月4日 著者:西條奈加
村上海賊の娘 下巻の感想
毛利家の要請を受け、本願寺へ糧食を搬入に向かうが、引き返す判断をする。そこへ、景が雑賀孫市を引き連れて、泉州海賊に戦いを挑む。それを覚って、村上海賊は戦いに向かう。木津川の海戦です。泉州海賊は泉州弁を使うのに、村上海賊は広島弁なり伊予弁なり、使わせればええのに、普通の言葉です。そこは残念。下巻全体が海戦の描写です。この後の第二次海戦では、村上海賊の完敗になるのですが、その前で筆をおいた。ええところで物語を切っています。
読了日:1月2日 著者:和田竜
村上海賊の娘 上巻の感想
ヒロインは能島村上の姫、景(きょう)。三島村上と言い、因島村上、能島村上、来島村上がある。因島村上は毛利に従い、来島村上は河野に従っているが、河野は衰微して毛利に従っている。能島村上は独立して、どこにも臣従していない。景姫は、ことの成り行きで、安芸の門徒を大阪の本願寺に連れて行くことになった。本願寺に従軍しているのは雑賀の孫市、鉄砲軍団の頭目です。対する信長陣営の船団の長は、淡輪の泉州海賊真鍋七五三兵衛(しめのひょうえ)、景姫に立ちはだかるアンチヒーローです。上巻は、木津川海戦が始まるその前夜まで、下巻へ
読了日:1月2日 著者:和田竜
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