「鬼忘島 金融調査官・伊地知耕介」江上剛 新潮社
新設銀行での内紛ですね。
最初は中小企業の為にと目的があった。
ヤクザの金が入り込んで、目的が違ってしまった。
役員会の描写が銀行とは思えないのですよ。
どこかの消費者金融の役員会の描写かと思った。
役員の一人が失踪した。
沖縄の鬼忘島に逃げて行ったのですよ。
銀行と闇の勢力は追いかけて行く。
おいおい、金融調査官・伊地知耕介はどうしたの。
凄い傍流の人物です。
いなくてもストーリーが成立するほどの影の薄さです。
この次は、金融調査官・伊地知耕介がちゃんと活躍するお話しにしてほしいもんです。
これまでの江上剛の金融小説とはえらく違います。



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