牛を飼う球団
「牛を飼う球団」喜瀬雅則 小学館
小説のようなタイトルですが、ノンフィクションです。
筆者は産経新聞・サンケイスポーツの記者で、取材した事実です。
独立リーグで、四国アイランドリーグ、高知ファイティングドッグスのことです。
球団を始めたが、倒産しそうになって、高知県人ということで、オーナーに就任して球団を救済することになりました。
人脈を使って、同級生を社長にしたり、弟を引き込んだり、人材には恵まれました。
球団の事業として農業もやります。野球の選手も田畑に出ます。
農業高校のバザーで子牛が売りに出ました。
それを買います。肉牛として、育てて二年後には売りました。
牛を育てたのは、その牛だけです。
農業高校も対策を立てて、次のバザーからは、シロウトには牛は売らなくなりました。
あまりにもユニークなので、この本のタイトルになりましたが
たとえ一頭だけでも、牛を飼う球団は、ほんとに存在しているのです。
営業努力で毎年の赤字が黒字に変わりました。
主将が引退して、社長に任命しました。
前の社長は県会議員に立候補しました。
メジャー帰りの藤川球児が入団したのも、高知県地元の縁です。
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