ロング・ロング・ホリディ
「ロング・ロング・ホリディ」小路幸也 PHP
作者は1961年生まれ、55歳です。
大概、自分の青春時代を舞台にして書いています。
「一九八一年札幌六月」
「一九八二年札幌九月」
二章に分かれていますが、前章が283ページ、後章が7ページ、後章はおまけです。
札幌の大学に通いながら、アルバイトにいそしんでいる。
喫茶店が職場です。
店長と事務員だけが正社員、あとはバイトだけで回しています。
そのバイトたちの青春群像です。
モノは当時の物ですが、心根は今も昔も同じです。
今の若者が読んでも通用するでしょう。
別に、ダイシリーズがあって、喫茶店の経営者で探偵、というのがあります。
これも1980年代、この作品と同じ時代を扱っています。
« 1ヘクタールとは、分かりますか | トップページ | 春雷 »
コメント