女性外交官・ロシア特命担当SARA
「女性外交官・ロシア特命担当SARA」麻生幾 幻冬舎
ウラジオストク副領事の夫の雪村隼人が姿を消した。
妻の雪村沙羅は東京の外務省で夫の仕事をサポートしていた。
プロジェクトはロシアの原潜の廃棄で、それを資金面で促進すること。
沙羅は隼人のプロジェクトを引き継ぐため、急遽ウラジオストクに飛んだ。
本省にしろ、在外公館にしろ、外務省官僚の姑息ぶりが克明に描写されている。
お話し、飛ばします。
北朝鮮が廃棄予定の原潜を奪い、日露両海軍共同で奪還する。
奪還できなくても、撃沈させる、そういうお話しです。
読みづらいよ。なかなか咀嚼できない。
理解できない箇所があっても、まるまる理解しなくてもええ。
息も付かせぬ展開で、ページをめくるうち、なんとなく状況が飲み込めてくる。
骨太なお話しだが、国際情勢の機微を暴露することになる、これでは映画化、テレビドラマ化は出来ないでしょう。
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