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2016年4月 2日 (土)

3月に読んだ本

2016年3月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3101ページ
ナイス数:63ナイス

地に巣くう地に巣くう感想
バッテリーなどの少年小説・スポーツ小説とは大違いです。読んでいて、体温が下がって行くんですよ。八丁堀の同心小暮信次郎、手下の伊佐治、岡っ引きの尾上町の親分さんで通っている。その同心新次郎が襲撃されるところからお話しが始まる。島帰りの前科者が大川で殺されて浮いていた。ここで、小間物問屋遠野屋の旦那、清之介が登場する。シリーズものなんですね。弥勒シリーズ第六巻。事件は20年前、新次郎の右衛門が関係している、と判る。事件は血の気混じりなんですがね、登場人物が冷めているので、興奮することなく読み終える。
読了日:3月28日 著者:あさのあつこ

レーン ランナー3レーン ランナー3感想
三堂貢は陸上の名門高に入って、高名な監督の指導を受けていた。監督がすべてのスケジュールと方針を決める。三堂は黙って従うだけだ。押し付けに切れて、三堂は監督を殴ってしまった。高校を退校した。碧季の学区に転校してきたのはそんないきさつがあったからなのだ。碧季と三堂はショッピングセンターのイベントで偶然出会った。一緒に走ることになった。レースでもなく、ただのロードジョギングなのだ。ここまで3作あるが、これで終わるとはとても思えない。これで終わりなら、不完全燃焼だ。ランナーのお話しだけでなく、児童虐待こどもいじめ
読了日:3月26日 著者:あさのあつこ

スパイクス ランナースパイクス ランナー感想
ランナー2作目です。バッテリー1~6があるが、ランナーもシリーズです。碧季(あおい)は高校陸上部に再入部した。春の地区記録会がある。そこで碧季は5千メートルにエントリーした。選手に化け物がいた。三堂貢、スタートから先頭を切る。碧季もペースを上げた。三堂のすぐ下に食らい付く。二人はぶっちぎりで、14.08.66、14.16.78、1位が三堂、2位が碧季なのだ。スポーツものはライバルがいなければ面白くない。2作目はここまで、これから先の戦いが楽しみだ。
読了日:3月26日 著者:あさのあつこ

ランナーランナー感想
碧季(あおい)は陸上1万メートルで惨敗した。最下位だった。みじめで陸上部をやめた。両親が離婚した。夫の弟夫婦が交通事故で亡くなって、女の子、杏樹(あんじゅ)を引き取った。離婚した今は、母は女の子に当たるようになった。碧季が1万メートルで負けたのも、そこに原因があるのかもしれない。負けたのは高校1年の秋、走りたくなって2年の春に陸上部に再入部した。家庭が煮詰まって、別れた夫に杏樹を引き取ってもらうことにした。その土壇場で、母と杏樹は求めあって一緒に家族を続けることになった。家庭内暴力、児童虐待、こんな修羅場
読了日:3月26日 著者:あさのあつこ

家康、江戸を建てる家康、江戸を建てる感想
徳川家康が江戸幕府を組織する、幕藩体制を組み上げる、そんなお話しじゃないのです。最後の章は政治政策論だが、他は、お仕事小説、ビジネス小説、サクセスストーリーなんです。5話から成ります。[流れを変える]河川工事、流路の付け替え、伊那忠次、[金貨を延べる]小判の鋳造、銀座の始まり、後藤庄三郎、[飲み水を引く]井の頭上水、百姓六次郎、[石垣を積む]石切り場の棟梁、吾平、石積の棟梁、喜三太、[天主を起こす]天主閣、建てるや建てざるや、家康と秀忠
読了日:3月22日 著者:門井慶喜

スマイルメイカースマイルメイカー感想
黄色いタクシーが三台、一台は小学生の男の子を乗せ、一台は男を乗せ、一台は女を乗せる。三人は家族なんです。離婚した夫婦で、子どもがいるわけです。同時進行のお話しだと思って読んでいたが、1ヶ月の時間差のあるお話しでした。最初の黄色いタクシーは個人タクシーで、スマイルタクシーと書いてあります。乗客が降りる時には、スマイルで降りて行く、それがモットーのタクシーです。他の二台のタクシーは友達です。離婚した夫婦で、どっちも弁護士で、これならお話しの先行きは見えてくるでしょう。裁判です。負けそうな裁判を覆すお話しです。
読了日:3月20日 著者:横関大

春雷春雷感想
君主抗命譚です。我が子が殺された。殿の馬が暴れて蹄で蹴殺されたものです。家中に召し抱えてやる故辛抱せぇ。殿は名君であられる。名君であられるから事を荒立てるな。多聞隼人は召し抱えられ、順次出世して、家老にまで登り詰めた。隼人の心のうちは、殿は名君にあらず、暗君であられる、それを暴くのが目的です。一揆を鎮めたが、殿の意に沿わず、上意討ち、切腹を申し渡される。屋敷に立てこもって、抗命です。鉄砲で討ち果たされるが、幕府の裁定は隠居、暗君が明らかになる。豊後羽根藩、「蜩ノ記」「潮鳴り」「春雷」の舞台です。
読了日:3月13日 著者:葉室麟

ロング・ロング・ホリディロング・ロング・ホリディ感想
作者は1961年生まれ、55歳です。自分の青春時代を舞台にして書いています。「一九八一年札幌六月」「一九八二年札幌九月」二章に分かれていますが、前章が283ページ、後章が7ページ、後章はおまけです。札幌の大学に通いながら、アルバイトにいそしんでいる。喫茶店が職場です。店長と事務員だけが正社員、あとはバイトだけで回しています。そのバイトたちの青春群像です。モノは当時の物ですが、心根は今も昔も同じです。今の若者が読んでも通用するでしょう。別に、ダイシリーズがあって、喫茶店の経営者で探偵、というのがあります。
読了日:3月12日 著者:小路幸也

みつばち高校生 富士見高校養蜂部物語みつばち高校生 富士見高校養蜂部物語感想
長野県富士見町に富士見高校があります。普通科2クラス、園芸科1クラス。山梨県境で八ヶ岳南麓にあります。女子高生が2年の時、養蜂部を立ち上げた。農業甲子園があります。農林系の高校生の農業クラブ大会です。2年目で長野県最優秀賞を受け、3年目で全国大会で優秀賞、4年目で全国大会の最優秀賞を受賞します。やはり一番面白いのは、1年目のなんにも知らない頃です。ミツバチの巣箱を用意して、ミツバチが入ってくるのをただただ待っています。なんぼ待っても入ってこないので、分蜂した蜂を段ボールの箱に落として持ち込むとか。ハチに刺
読了日:3月10日 著者:森山あみ

ある日突然40億円の借金を背負う――それでも人生はなんとかなる。ある日突然40億円の借金を背負う――それでも人生はなんとかなる。感想
父親が突然亡くなった。息子の湯澤剛はキリンビールで出世街道を進んでいた。父の会社はどうなっているか。調べてみると、年商が20億円なのに、銀行からの借入金が40億円あった。会社をやめて社長になるしか他に方法はありません。従業員の態度は悪く、すぐにやめる、と脅すのを、頭を下げて続けてもらう。板前の代わりを雇うまで店を数日間休まなければならない。借金返済には店を開店し続けることが第一条件なのです。赤字の店を改装することにする。ターゲットを中高年のサラリーマンに絞る。順次、借入金も返済が進んで、ついに完済に漕ぎつ
読了日:3月8日 著者:湯澤剛

ヨイ豊ヨイ豊感想
幕末の絵師の世界です。江戸の絵は、主流は刷物です。画工がいて、彫り師がいて擦り師がいて、版元から売り出されるわけです。歌川豊国、三代目のところに清太郎は入門した。実直を買われ、師匠の娘を嫁に貰い、師匠の前名の国貞を襲名した。弟弟子に八十八(やそはち)がいる。腕は達者だが、行状は破戒的で、当時の絵師の悪いところの代表のようなものだ。江戸が東京に変わる頃、清太郎は歌川豊国を襲名することを決心した。卒中を患って右腕が動かなくなった。版元の間では、ヨイヨイ豊国、ヨイ豊と蔑まれていた。江戸から明治に変わる時代の絵師
読了日:3月1日 著者:梶よう子

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