「いろあわせー摺師安次郎人情暦」梶よう子 角川春樹事務所
[かけあわせ][ぼかしずり][まききら][からずり][あてなぼかし]5話から成っています。
それぞれのタイトルは、摺りの技法で、内容とは釣り合っていたり、かけ離れていたりです。
江戸の出版物は、絵師、彫師、摺師から成り立っています。
安次郎は中堅の摺師、親方長五郎のもとにいます。
事件はいろいろ、長屋の中だったり、ふと知り合った昌平黌の子どもだったり、様々です。
去年の直木賞候補[ヨイ豊]で浮世絵師の世界を書いています。
そのはるか前で、江戸の出版業界について書いていて、詳しいのだ。
お仕事小説ですね。



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