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2016年5月 1日 (日)

4月に読んだ本

2016年4月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2671ページ
ナイス数:58ナイス

女性外交官・ロシア特命担当 SARA女性外交官・ロシア特命担当 SARA感想
ウラジオストク副領事の夫の雪村隼人が姿を消した。妻の雪村沙羅は東京の外務省で夫の仕事をサポートしていた。プロジェクトはロシアの原潜の廃棄で、それを資金面で促進すること。沙羅は隼人のプロジェクトを引き継ぐため、急遽ウラジオストクに飛んだ。本省にしろ、在外公館にしろ、外務省官僚の姑息ぶりが克明に描写されている。お話し、飛ばします。北朝鮮が廃棄予定の原潜を奪い、日露両海軍共同で奪還する。奪還できなくても、撃沈させる、そういうお話しです。理解できない箇所があっても、まるまる理解しなくてもええ。息も付かせぬ展開で
読了日:4月29日 著者:麻生幾

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ことり屋おけい探鳥双紙ことり屋おけい探鳥双紙感想
新婚ほやほやなのに、亭主が帰って来なくなった。お得意様から珍しい鳥を探すように頼まれて、信州に探しに行って、もう三年帰ってきません。おけいはずっとことり屋を守り続けています。客に滝沢馬琴、八丁堀同心の永瀬八重蔵、ほとんどの章に顔を出します。各章とも、亭主が生きているのやら、死んでいるのやら、その不安が底流にあります。最後、バッドエンドなんです。いいや、見方によっては解放されて、ここからがスタートだとも言えます。各章のタイトル、かごのとり、まよいどり、魂迎えの鳥、闇夜の白烏、椋鳥の親子、五位の光、うそぶき
読了日:4月19日 著者:梶よう子

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チームII (実業之日本社文庫)チームII (実業之日本社文庫)感想
「チーム」での悪役山城が主人公です。大学を卒業して実業団チーム、そこでのマラソンが「ヒート」なんです。そして、その後が「チームII」山城がどこまでエゴイストを貫けるか。美浜大の浦は母校の監督を引き受ける。予選会で11位だったから学生連合の監督を引き受けなきゃならない。かっての学連選抜は記録が残った。今の学生連合は参考記録、正式な記録は残らない。そんな中で、どうモチベーションを上げていけるか。山城が最後のマラソンを志している。五輪記念マラソンだ。浦が音頭を取ってチーム山城を編成する。山城の実業団チームが解散
読了日:4月14日 著者:堂場瞬一

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チーム (実業之日本社文庫)チーム (実業之日本社文庫)感想
箱根駅伝のお話しです。シード校が10校予選会で上位10校が箱根駅伝に出場できる。11校以下から学連選抜のチームが編成される。11位のチームの監督が学連選抜の監督になる。美浜大の監督が吉池、浦は美浜大の選手なのだ。浦は選抜チームの主将に任命された。各校選抜のバラバラなチームなのだ。中でも、徹底的なエゴイストが山城、駅伝に価値を認めず、個人のマラソンに価値を置いている。ほんとは読まなきゃならないのは、合宿であり、レースなのだが、そこは飛ばしましょう。あろうことか、学連選抜が優勝しそうになる。惜しいところで2位
読了日:4月14日 著者:堂場瞬一

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蛮政の秋蛮政の秋感想
○○新報の新聞記者、南浩介康佑は誤報記事を書き、甲府支局に留め置かれていた。謹慎が融けたのか、本社社会部に転勤になった。メールが来て、内容はガセか本物か区別がつかない。同じ内容のメールを基に、政友党の富永は国会で質問をした。不発だった。民自党の大臣は否定した。さらに追及する材料を持っていない。このあたりは民主党・偽メール事件・永田議員の事件を彷彿とさせる。続いてのメールが来て、新報社長と民自党重鎮との密談の録音が届く。メディア規制法、主眼は、ネット社会での統制を図る内容だった。新聞社内部、政友党のどたばた
読了日:4月7日 著者:堂場瞬一

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いろあわせ―摺師安次郎人情暦 (角川時代小説倶楽部)いろあわせ―摺師安次郎人情暦 (角川時代小説倶楽部)感想
[かけあわせ][ぼかしずり][まききら][からずり][あてなぼかし]5話から成っています。それぞれのタイトルは、摺りの技法で、内容とは釣り合っていたり、かけ離れていたりです。江戸の出版物は、絵師、彫師、摺師から成り立っています。安次郎は中堅の摺師、親方長五郎のもとにいます。事件はいろいろ、長屋の中だったり、ふと知り合った昌平黌の子どもだったり、様々です。去年の直木賞候補[ヨイ豊]で浮世絵師の世界を書いています。そのはるか前で、江戸の出版業界について書いていて、詳しいのだ。お仕事小説ですね。
読了日:4月3日 著者:梶よう子

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奇界紀行奇界紀行感想
半分読んだところで、ゲップが出ました。もうええ、これ以上は読む気がしない。台湾の貝殻で装飾された寺、アフリカ・トーゴの呪術師、アルゼンチン奥地のUFOスポット、マレーシアの洞窟、インドネシアの墓地、カリフォルニアのサイケな教会、フランスの奇怪な板金打ち出し、台湾の占い師の占いに従わずに死にそうになること。この先、まだまだ続くが、もう読み続ける気がしない。要するに、わたし、このテのカテゴリーには興味が湧かないのだ。不思議なのは、著者は全世界を歩きまわっているのですよ、各国の大田舎まで訪ねているのですよ。
読了日:4月2日 著者:佐藤健寿

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