未来国家ブータン
「未来国家ブータン」高野秀行 集英社
友人が生物資源を探り出すカンパニーを立ち上げている。
そこの下請けで、ブータンで有用な生物資源を探りだす仕事を請け負う。
高野秀行、冒険で飯食っているだけじゃなく、地道に下請け仕事もやっているのだ。
そこは高野秀行、有用な生物を探るだけじゃない、雪男探索にも精を出す。
どっちかと言うと、仕事の本筋ではなく、脇道の雪男のほうに重点を置いている。
内容は、ブータンでの道中記なんですよ。
どこのムラ、どこの里と言われても、ピンと来ない。ああそうですか、と読み続けるだけ。
高野秀行の一連の著作のように、ユーモア、お遊びはこの本では少ないぞ。
もともと、小説すばるに連載したものが元になっている。
この連載媒体ではハジケルことは遠慮したのかもしれない。
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