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2016年10月 6日 (木)

希望荘

「希望荘」宮部みゆき 小学館
中編4篇の連作です。
杉村三郎シリーズ「誰か Somebody」「名もなき毒」「ペテロの葬列」前作がこれだけあります。
離婚して、オフィス蛎殻の調査員をしながら、杉村探偵事務所を開業します。
章立ては、時系列通りじゃありません。
杉村探偵事務所での現在だったり、遡って、郷里でアルバイトをしていたり、いろいろです。
蛎殻氏の知己を得て、探偵を志すことで、シリーズの方向性が見えてきます。
前作3作では、読んでいて、入り婿状態でじれったかったが、一本立ちしてよかったじゃん。
家庭と勤務先だけの世界から、依頼者があればなんぼでも語れる、こういう設定なら万全です。
宮部みゆき、ええキャラクターを創造しましたね。

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