クールジャパン 世界が買いたがる日本
「クールジャパン 世界が買いたがる日本」杉山知之 祥伝社
クールジャパンとはもっと広範囲なものを語っているのだと思って読み始めました。
違った。
工業製品とか日本の伝統などを語るものではありませんでした。
アニメであり、キャラクターの商品展開であり、こういうのをコンテンツ産業と括るのだそうです。
そっちの世界のお話しでした。
日本のコンテンツに触発されて、世界の若者は自分がオタクであることを発見する、自認する。
オタクとはワールドワイドな存在です。
ついつい批判的に読んでしまう。なるほど、そうか、と膝を打つことなく読み終えました。
経団連の中に映像産業振興機構という組織が誕生した。
映画・テレビ業界に牛耳られて、エンタテインメントビジネスはなかなか主流になれない。
なんだかなぁ、自分のハタケだけで語っているような気がする。
著者は、デジタルハリウッドの学校長であり、学長であります。
エンジニア、プロデューサーの育成・供給はデジタルハリウッドが一肌脱ぎます。
デジタルハリウッドの宣伝臭、自慢臭がして、目からウロコ状態にはなかなかならないのです。
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