「半席」青山文平 新潮社
片岡隼人は御家人、旗本に登るのを目指している。
ただいまの職務は徒目付、徒目付から勘定方に登用されるのを目指している。
一つの役目だけでは半席で、二つの役目を果たしてこそ両席、それでこそ永代お目見えの旗本に登れるのだ。
時々、組頭の内藤雅之が妙な仕事を持ち込んでくる。
公の仕事ではなく、私的な謎の解明なのだ。
徒目付の仕事に何故はいらない。物事をありのままに明らかにすればそれでよい。
持ち込まれ仕事は何故を問うているのだ。
真面目に仕事に打ち込む一方、そのようなことも面白いと思うようになる。
無事勘定方に推挙されるかどうか。
こんな二人の短編連作です。



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