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2016年12月31日 (土)

天空の蜂

「天空の蜂」東野圭吾 講談社文庫
へぇぇ、この本、31年前に出版されたんですよ。
30年目でもただいま現在でも、シチュエーションは全然変わらないじゃないか。
錦重工業小牧工場から軍用ヘリコプターが盗まれる。
そのへり、福井県の高速増殖炉「新陽」の真上で停止した。
日本政府に脅迫が届く。
全部の原子力発電所を破壊せよ。破壊しなければヘリを原子炉に落とす。
ここの原子炉だけ炉心がヘリウムで包まれている。
他の原発は軽水炉で炉心が水に包まれている。
他の原発は破壊しても水に包まれているが、「新陽」は外殻が破れるとヘリウムが放出して暴走が始まるのだ。
「新陽」とは「もんじゅ」のことでしょう。
そんな危険があったのかい。
「もんじゅ」を廃炉と決定したのは正解でしたね。
そんなリスクがあるとは思いもしなかった。
30年前に、こんなべらぼうな事を思い付いた東野圭吾、あんたはエライ。
東野圭吾て、若手の小説家と思い込んでいました。
ベテランだったんですね。失礼しました。

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