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2017年1月 3日 (火)

鬼はもとより

「鬼はもとより」青山文平 徳間書店
藩札のお話しです。
ある藩で藩札を出して藩政を立て直すことを計画した。
藩札は軌道に乗って、藩の財政を潤した。
飢饉が発生して、家老は藩札の濫発を命じた。
藩財政の規律を守るため、藩札の版木を抱えて脱藩した。
その後、やはり藩札の濫発を強行して、一揆を招き、藩は改易となった。
ここまでが前半、これから後半。
脱藩して江戸に出て、藩札の板行指南として名が知られるようになった。
東北の小藩で、藩札の発行の手ほどきを依頼された。
ここからが「鬼はもとより」の題名が解き明かされます。
藩はむちゃくちゃ貧しい。
藩財政を変えるには、藩札だけでは足りない、藩の祖法から変えねばならない。
鬼となってやり遂げるお話しです。
おや、経済小説か。
藩財政を語り、藩の政治を語っているようにみえて、根幹は、武士のありようを語っているお話しです。

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