継続捜査ゼミ
「継続捜査ゼミ」今野敏 講談社
警察を退官して、今は女子大の教授に就職している。
教授なので、ゼミを受け持つことになる。
「刑事政策演習ゼミ」別名「継続捜査ゼミ」
今捜査中の事件に触れるわけにはいかないし、過去の継続捜査の事件の中から拾ってくることにする。
なんとまぁ、緩いお話し、あまり期待していなかったが、そこは今野敏、たちまち緊張感が漂ってきます。
テーマは15年前の老夫婦殺人事件、空き巣に入って人がいたので居直って殺してしまった、そういう捜査本部の見立てです。
別のお話しが挟み込まれてくる。体育館でシャワーしているうちにシューズの片方が盗まれる。
別の教授に教え子とラブホテルの前にいる写真が送られてくる。濡れ衣だ。
これは現実の事件、これもゼミの演習で解決してしまいます。
肝心の継続捜査の殺人事件、ゼミの演習で犯人を特定します。
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