「白衣の嘘」長岡弘樹 角川書店
「教場」の代表されるように、著者の得意分野は警察だけかと思っていました。
そうではなかった。医者の世界を描く短編6篇です。
偽医者。交通事故で脚を切断。病院に忍び込む泥棒。手術ミス。病院内役職争い。刑事が入院患者。
主役は医者たち、犯罪が絡むので、刑事がストーリーのサポートに出てきます。
病院内、医者の内幕、著者はとても詳しい。
病院関連の職業経験があったのかしら。
病院、警察、両方の職業経験があるとはとても思えない。
インタビューして、リサーチを重ねて得た知識なんでしょうね。
その取材能力は大したものです。さらに、小説の中で空気感を醸し出している。



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