「傍聞き」長岡弘樹 双葉社
中篇4篇です。
傍聞きはかたえぎきと読みます。
[迷い箱]刑務所からの出所者が社会に習熟させるNPOの代表。
[899]消防署の消防官。
[傍聞き]刑事。
[迷走]消防署の救急隊勤務。
どれも制服ものです。迷い箱は制服ではないが、実態は制服ものです。
制服は職務の性根をただし、一途に職務に邁進する姿が美しい。
どれもありそうもないお話しだが、あれば美しいお話しだ。
一番のお気に入りは[傍聞き]ここでの本当のヒロインは小学生なのです。
傍聞きとは、直接伝えるのではなく、回り回って耳に届くこと。
こんな言葉は知らなかったなぁ。



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