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ほとんど車が通らない道でも、世間の人は几帳面に一時停止するので驚いたことを昨日書きました。
わたし、後期高齢者となりました。
免許更新の高齢者講習で聞いたことなんですが
信号無視、一時停止違反で捕まったら、医者で認知症の判定を受けなきゃならないと教わりましたた。
認知症と判定されたら、免許は取り消しになるのだそうです。
ほんまかいな
実は、二年前、一時停止違反でキップを貰ったことがあります。
連続して二度もあります。
一時停止違反は常習者なんです。
極力、ブレーキを踏んで減速はしているが、キッチリと停止はしていないなぁ。
これは心しなきゃいかんな。
たかが一時停止違反と舐めてはいけません。認知症判定が怖いです。
16枚のカードを見せて、後で、それは何かを聞かれます。
こういうテストを経て、認知症判定でセーフを勝ち取らなきゃなりません。
わたし、今回の認知症判定では、優秀ではありませんでした。普通でした。
これからは劣化して行くばかりですから、認知症判定の場に立ちたくないです。
「「茶の湯」の密室 神田紅梅亭寄席物帳」愛川晶 原書房
神田紅梅亭シリーズです。
五年間音沙汰無しで、今回復活しました。
寿笑亭福の助、二つ目から真打に昇進して、山桜亭馬伝、絶賛売り出し中です。
中編ふたつ、「「茶の湯」の密室」「横浜の雪」独立した小説でもええし、前後編で連続した小説でもええ。
「茶の湯」の密室は、ちょっとした密室仕立てなんです。
わたし、密室ものは苦手でね、密室トリックは適当に読み流すことにしています。
お話しの筋立てが入れ子入れ子になってましてね、落語の紙上採録もあるし、間違った展開もあるし、謎解きの展開もある。
味付けがよろしいのです。
くすぐりが随所にあって、くすくすにやりと笑えてしまうし、あっちの落語の演題から別の落語の演題へと話しが飛んで行く。
基本はミステリーなのですが、枝葉の部分が面白くて、途中で本を閉じるのがなかなかできません。
杣道が峠の状態になったところで、ここから山肌に取り付く。道があるような、これは道ではないような。
足許にはよく踏まれた道があるのですよ。顔の位置には枝葉が繁っている。これはけもの道だな。人間の膝まで、腿までの位置で、筒抜けになった空間が続いている。
その隣には古い道がある。こっちは枝葉が覆って通り難い。けもの道と古い道と、あっちを行ったりこっちを行ったり、通りやすいところを歩けばよろしい。
これがヤブなら通り抜けることはとてもできない。まばらな疎林だから可能なんですよ。極相林状態に近くなってきているな。
時々、黄色いテープが案内してくれている。これがねぇ、山主の目印なのか、登山者の目印なのか、判断ができない。どっちにも解釈できるので、決め手がないのですよ。
ここが高平山の頂上、三角点がある。三角点を示す白い杭もないし、標石にチップも埋め込まれていない。メンテナンスからすっかりこぼれ落ちているな。
編集が終わりました。
新しいページをアップしています。
これは一部分を抜書きしたものです。
全体の姿は下のリンクからたどってみてください。
「神田紅梅亭寄席物帳道具屋殺人事件」愛川晶 原書房
中編3篇です。「道具屋殺人事件」「らくだのサゲ」「勘定板の亀吉」
落語家で二つ目、寿笑亭福の助、その妻、亮子、今の師匠の寿笑亭福遊、前の師匠の山桜亭馬春、神田紅梅亭のお席亭、主要人物はこんなところです。
師匠が違うのは、前の師匠が脳血栓で倒れて、止むを得ず、別の師匠をお願いしたわけです。
勘定板、らくだ、勘定板、どれも落語の題名です。
事件が起きる、みんなが困る、前の師匠は房総半島の先の館山に転居してしまった。
そこへ相談に行くと、解いてくれる。的確なヒントをくれる。
安楽椅子探偵というのがあるが、正にそれ、ええとこ突いてくれるのです。
筆者は落語の業界についてメチャメチャ詳しいなぁ。
落語家崩れではないけれど、大学時代、落研にいたそうです。
落研と言っても所詮アマチュア、それでいて、業界の慣行、空気にべらぼうに詳しい。
いっぱしのインタビュー程度では掴めないところを掴んでいます。
ますます、まあまあ、よしよし、のように、語調を強める、整えるために、言葉を重ねることがあります。
ほぼ、が、ほぼほぼ、という姿で現れるようになりました。
検索してみると、ほぼほぼ、が気持ちが悪い、との発言・相談が2011年ごろから見られるようになりました。
三省堂の2016年の新語大賞に、ほぼほぼ、が一位と発表されました。
違和感を持ちながら、世間の流れを見ていましたが
稀勢の里の優勝、ついこの前の春場所での優勝です。
その優勝インタビューで、ほぼほぼ、が稀勢の里の口から出ました。
傷の具合を聞かれて、ほぼほぼ、なんたらかんたら、との内容だったと思います。
いやぁ、天下の横綱が、ほぼほぼ、と言ぅてしもぅたか、これで一挙に認知は広がるな。
ほぼほぼ、に異議あり、と言いたいところですが、大勢には抗しきれませんね。
三次市に三良坂町がありますが
NHKラジオで、三良坂美術館のイベントの内容がニュースで流れました。
「みらさか」をNHKは、み↑らさ↓か、中高でアクセントを付けました。
われわれ地元民は「みらさか」平板で、あるいは、尻高で、アクセントを付けます。
これはおれらの街のことじゃないわい。
どこかよその街のことじゃわい。
苦笑いしてしまいます。
そりゃぁねぇ、日本全国共通のアクセントがあるのは知っています。
青森、あ↑おも↓り、静岡、し↑ずお↓か、高松、た↑かま↓つ、熊本、く↑まも↓と
だけどね、その地その地特有のアクセントがあるのも覚えといてね。
広島は、ひろしま、平板で、あるいは、尻高で、アクセントを付けます。
ひ↑ろし↓ま、ではありません。
ひ↑ろし↓ま、ふ↑くや↓ま、た↑けは↓ら、わぁ、気持ちが悪い。
自転車のタイヤが傷ついたので新品と交換しました。
メイドインジャパンのタイヤを持っています。パナレーサー。
数ヶ月前に通販で買って、その時に嵌らなくて横に置いておいたタイヤです。
これ、どうやってもリムに嵌りません。諦めて、別のタイヤを買いました。
前に無理だったんだもの、やはり、今回もどうやっても嵌りません。
こりゃあかん、別のタイヤを買いに走らなきゃ。
いつも、すんなり嵌ってくれるのはメイドインタイワン。
今回、自転車屋で買ったタイヤはメイドインチャイナ。
メイドインジャパンがええと言っても、問題ありだよ。
なんぼタイヤの縁の剛性が強いとしても、これほどガチガチで伸びないのは困ったもんだよ。
嵌めるのに、潤滑のオイルスプレーでも使うのかしら、パウダーでも使うのかしら。
Google Search Console Team からメールが来ました。
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件名は、[Nonsecure Collection of Passwords will trigger warnings in Chrome 56 for http://sherpaland.net/]
内容は、あなたのページはhttps経由で配信されていない、これでは、安全であると推奨できません。
http://sherpaland.net/cgi/rank7/ranking.cgi
とりわけ、あなたのこの一連のページではパスワードを要求している。
https経由で配信されていない限り、サイトの安全性は危険であると判断します。
つまり
デジタル証明を取りなさい。デジタル証明を取れば安全と認めます。言いたいことはこういうことらしい。
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なんのことか理解出来なかったので、調べました。
ネットのURL欄ですが、URLの頭にアイコンが出現します。
Microsoft Edge Internet Explorer11 では、アイコンの表示はありません。
Google Chrome Mozilla Firefox では、サイトの安全性を示すアイコンが現れます。
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Google Chrome の場合
南京錠のアイコン、保護された通信を意味します
○の中にi のアイコン、保護されていない通信を意味します
三角形の中に!のアイコン、保護されていない通信、または危険を意味します
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保護された通信
保護されません
アイコンではなく、このように言葉で断定される場合もあります
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Mozilla Firefox の場合は、Google Chrome とよく似ています。
南京錠のアイコン、○の中にi のアイコン、これらが現れるのはGoogle Chrome と同じですが
不可の場合は、南京錠アイコンが赤い線で打ち消されます。
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わたしのページでは、大部分が○の中にi のアイコン
これは世間のみなさんと同じレベルです。世間の大多数がこの状態です。
三角形の中に!のアイコン、保護されません、とあるのは、[しぇるぱ風土記、地域別のランキングページ]です。
この中に含まれるページの全部です。
これらは、cgiを使って来訪履歴を記録しています。
自分の新しいページを追加登録するのにパスワードを設定しています。
一時、パスワード無しにしてみたら、荒らしに蹂躙されました。
それに懲りて、再びパスワードを設定しています。
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http://
https://
両者を比べると、下のはデジタル証明を取得した安全なサイトである、という折紙付きです。
デジタル証明はSSL証明書と呼びます。
買うなら金さえ出せば買えますが、買ったとしても、使い方・設定方法がよくわからない。
パスワード、クレジットカードの記入を要求すると、危険と判定されるのだそうです。
確かにね、クレジットカードのデータが盗み見されたら、それは大問題だ。
危険と判定されたくなければ、デジタル証明を取ってクリーンだとアリバイを立てなさいと指摘しています。
SSL証明書がどの程度広まっているのか、もうちょっと世間の動向を見定めることにします。
「罠に落ちろ 影の探偵'87」藤田宜永 徳間書店
時代は1987年、携帯電話はない、自動車電話の時代、コンビニはない、コピー機は普及していない。
連絡を取り合うことが難しい時代のお話しです。
事務所も持たない影の探偵「影乃」、ちゃんと事務所を持っている探偵の唐渡美知子、この事件ではタイアップしている。
美知子が受けたのは蔵主グループの会長からの依頼。
影乃が受けたのは、父親を殺したのは誰かを突き止めること。
両者がこんぐらかってお話しが続いて行きます。
最後読み終わって、ははぁ、なるほど、と振り返れるが、読んでる最中は、これ、なんのこと。
お話しの展開から置き去りにされて、前後の状況を把握出来ないまま読み続けることになります。
なるほど、ええなぁ、携帯電話があれば即座に連絡ができる。
時間を置かなきゃ連絡ができない時代を選んで舞台にしたのは正解だなぁ。
3月の読書メーター読んだ本の数:8読んだページ数:2035ナイス数:62
姥捨て山繁盛記の感想50年前、土石流で村が壊滅した。壊滅した村にダムが建築予定されている。ダムの補償金で村の上部には有料制の介護施設ができている。主人公がそこの施設に入所して来た。なんとなく谷底に来てみて驚いた。ぶどう畑がありワイナリーがあり、ジャムを作っている工房がある。どれも一級品で、求めに来てくれる客もいるのだ。村八分どころか、村十分で、村からはなんの支援もなく、電気も自家発電なのだ。理由は、ここがダムに反対していること、ダムの水没地域に住まいしていることで、ダム建設の支障になるからだ。次第に主人公はこの地区に肩入れし読了日:03月28日 著者:太田 俊明
12人で「銀行」をつくってみた―――「いつでも、どこでも」、便利な日本初のネット銀行はこうしてできた。の感想さくら銀行の子会社として、ジャパンネット銀行が誕生した。預金者の口座が増え始めたのは、ヤフーと提携してからだ。ヤフオクの決済口座として便利だと認識されて、一挙に増えた。公営ギャンブルと提携した。最初はボートレース、そこから競輪競馬と提携して、世間の認知が一挙に進んだ。決済機能、振替、振込で発生する手数料がインターネット銀行の収益源なのだ。銀行であるから貸出も行う。ヤフーショッピングに絡む取引先に限定して貸し出しを行う。ヤフーショッピングで売上高のフローを見ているから、与信判定は早いのだ。読了日:03月25日 著者:岡田 晴彦
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潮騒のアニマ 法医昆虫学捜査官の感想大学の研究室で法医昆虫学の講座を持っていて、警視庁の臨時雇いの捜査官も兼ねている。シリーズの毎回、昆虫のみならず甲殻類まで捜査の道具になる。今回は、アリ、海外渡来生物のアリ、繁殖すれば生物界の安定が乱れる。ここは伊豆七島の某島、ここでミイラの死体が発見される。死体にアリの死骸があるのを学者が発見する。そこからたどって、犯行現場を突き止め、さらに5体のミイラを発見する。お話しの筋立てはミステリーです。筋立てはどうでもよろしい、普通にあるお話しです。法医昆虫学、目の付け所が面白い、学者のキャラクターもよろしい読了日:03月10日 著者:川瀬 七緒
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