無料ブログはココログ

« 黒い紙 | トップページ | 手前ども »

2017年5月17日 (水)

喫緊はいつから姿を見せ始めたか

焦眉の急、喫緊の課題、お役所用語であり、政治家用語なんですがね
で、その、喫緊
江戸時代には見ることもないし
明治になっても出現しているような気配がありません
いかにも使っていそうなのに、帝国陸軍海軍でも使っていたような気配がありません

中国語への翻訳サイトで試みましたが、喫緊→紧急 こういう翻訳です
そもそも中国語には喫緊という表現は存在しないのかもしれない

出始めたのは、ここ最近の10年20年のことじゃないでしょう
もっとさかのぼるはずです
姿を現わしたのは戦後のことと思います

戦後すぐから高度成長期あたりがそうじゃないかとにらんでいます
バブルが弾けてからは、こんな堅苦しい漢字は世相には不似合です

なんで喫緊がこれほど多用されるのか
それはね、演説に使うと、議会の質問・答弁に使うと、声の響きが高く、アジテートするのに向いているからです

いつから出現し始めたかを探りたいところですが、ひとりじゃ無理です
国立国語研究所にでも丸投げしようかな

広島ブログ

« 黒い紙 | トップページ | 手前ども »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 黒い紙 | トップページ | 手前ども »

最近のトラックバック

2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31