不発弾
「不発弾」相場英雄 新潮社
警視庁捜査二課の管理官が主人公です。まず、捜査二課から始まります。
2015年から2016年にかけてのことです。
1979年から始まる人生があります。
久留米の炭鉱街から抜け出して兜町に就職した男がいます。
場立ちから営業に転じて、花形セールスになり、独立して、仕組み債のブローカーになります。
仕組み債とは、損失を海外の銀行債に転換して、相場の上昇を待つ仕組みのことです。
題名の不発弾、いつ爆発するかもしれない。そんな危険を孕んだ仕組み債なのです。
東芝、オリンパス、ヤクルト、これらの損失隠し、別の名前で書いてありますが、あぁ、あそこのことか。
で、2016年。
捜査二課と仕組み債のブローカーが向き合うことになります。
結果、どうなるか。それをここで語るわけにはいかない。
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