土偶のリアル
「土偶のリアル」譽田亜紀子 山川出版社
サブタイトルに、発見・発掘から蒐集・国宝誕生まで
縄文時代は大雑把に括ると一万年、土偶は中期・後期・晩期に頻出します。
著者は、考古学者ではなく、アマチュア、発掘現場のロープの外にいる人です。
専門家が陥る洞穴からではなく、概括的に眺める視点で書いています。
ここで始めて知ったのだが、土偶に国宝が5点あるのだ。
仮面土偶(長野県)縄文のビーナス(長野県)縄文の女神(山形県)合掌土偶(青森県)中空土偶(北海道)
三重県滋賀県の近隣を除いて、おおむね東日本から土偶は出土しています。
その、出土・発掘のエピソードを描いていて、なるほど、これは面白いと読みふけります。
国宝指定は遅く、ここ20~30年の最近のことです。
土器と土偶に分かれて、土器は食器・鍋、土偶は祭祀用具。
人体を表わしていて、本来は祭祀で壊すものが本旨のようです。
たまたま無傷だったとか、壊した四肢を接合して再現したものです。
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