アルバムに新しく追加
毎年恒例のことですが、アルバムに新しく追加しました。
「2017年の回顧」
http://sherpaland.net/album/2017/2017overview.html
登山の記事をまとめて、12ヶ月で振り返ったものです。
それと
「しぇるぱとは何者?」
http://sherpaland.net/whosherpa2.html
そこで、今年の分を追加しています。
http://sherpaland.net/whosherpa2/history2.html
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毎年恒例のことですが、アルバムに新しく追加しました。
「2017年の回顧」
http://sherpaland.net/album/2017/2017overview.html
登山の記事をまとめて、12ヶ月で振り返ったものです。
それと
「しぇるぱとは何者?」
http://sherpaland.net/whosherpa2.html
そこで、今年の分を追加しています。
http://sherpaland.net/whosherpa2/history2.html
「脇坂副署長の長い一日」真保祐一 集英社
副署長の娘が夫と夫婦喧嘩して里帰りした。
帰ってみると、母親はいない、弟もいない。二人とも慌ただしく出て行った形跡がある。
一方、署ではバイク事故の連絡があった。被害者加害者は不明。どうやら署員が関係しているらしい。
夜が明けると、某タレントの一日署長のイベントがある。
タレコミがあって、車内に薬物が置いてある、探してみるとそれらしいものがみつかる。
署長は一日署長のタレントにべったり付いている。タレント警備に署員が大勢引き抜かれている。
マスコミに内緒で、署員の不祥事、タレントの不祥事を捜査しなきゃならない。
副署長、大活躍です。
伏流に、県警の派閥争いがあり、相手の派閥を引き落とすため、事件が起きたのだと明らかになってきます。
一昼夜のうちに、事件の解明が進んで行きます。
読みながら、あれよあれよの展開に付いて行くのがやっとです。
ページを作成するのに便利に使っています。
ただし、プレビューで出来具合を確認しようとすると、強制終了されてしまう場合があります。
とりわけ、CSS や、JavaScript などの手の込んだことを試そうとすると、耐えきれずにコケてしまいます(強制終了)。
こういうことが起きるのは、メインの、ページ編集をプレビューで見る、そこに限られています。
それでも、ブラウザー確認というのが別にあって、Firefox Google Chrome では問題なく確認できます。
ただし、Internet Explorerde で確認すると、やっぱりコケます(強制終了)。
なんでだろ? それはね
このソフト、発売が2012年2月28日となっています。このバージョンの場合は。
一方、W10の発売が2015年7月29日です。
新しいOSに対応していないのじゃないかしら。XP時代のものだからでしょうね。
対応方法
1、コケるならコケるに任せる、コケたら起こせばええだけだ。
2、最新のバージョンは、ホームページビルダー21なんだそうです。それを新しく買う。
1、コケたら起こす、のほうを選びました。
この先、さらにOSが進んだら、いずれ、完全に対応できなくなるでしょう、それまでは使おう。
初代は、たぶん、恐らく、ホームページビルダーV2.0(IBM製)
OSが進んで、長いこと、ホームページビルダーV6.5を使っていました(IBM製)買い換えて、2代目
さすがにOSに合わない、ホームページビルダー16に買い換えました(ジャストシステム製)3代目、只今使用中
買い換えて驚きました、会社が変わっている。
ソフト版権の売買というのはあるんですね。
丸ごと会社を売ることだってあるんだもの、ソフトを売り渡すなどごく普通のことでしょうね。
〇年賀状の作成手順:一年一回だからメモしておかないと、毎回手順を忘れている
〇Niftyココログの侵入防止:不審者の侵入防止のためか、何ヶ月かごとにIDパスワードを要求されます
〇Google Map Google Earth:使う手順、Googleが時々手順を変更するから、その都度、このメモを書き換えます
〇Google Earth 解像度の変更:HP表現に使うため、解像度を変更します
〇カシミール高度の変更:取得した軌跡を地図の高度に合わせるためです
〇断面図の作成:カシミールでの軌跡の断面図、解像度を変更してHPに馴染むように縮小します
〇カシミールで外国の地図を引き出すには:一年一回です、覚えてられない、手順をメモしておきます
〇ペイントショッププロ:倒産したJascPSPと、引き継いだCorePSPとを、繋ぎ合わせる段取りです
手順・段取りをメモして、デスクトップに置いておかないと、いざという時、困ります
そのためのメモです
ホームページ作成のための、補強材料を作成する手順が中心です
こうして見ると、地図関係ばっかりですねぇ
他にも内緒のメモがいくつかあります、HPのHTMLタグに関するメモです
これらはひな形で、そのまま、あるいは加工して、タグ編集に使います
「広島じゃけぇ、「中国(チャイナ)」じゃないけぇ。」三山秀昭 南々社
筆者は広島テレビの会長です。それなら、生粋の広島人で、広島・ファーストを叫ぶ人だろう。
いいえ、富山県生まれで、読売新聞社を経て、広島テレビに招請された人です。
題名の、広島じゃけぇ、「中国(チャイナ)」じゃないけぇ。これ、困るよねぇ。
中国銀行、中国新聞、同じ名前の会社があります。
中国電力はエネルギアに社名変更しそうだし、中国電気工事は中電工に名前を変えました。
日本の中国地方は奈良朝平安朝の昔からある名前なんですよ。
中華民国、中華人民共和国、略称中国は、歴史的にはごく最近のことなんです。
しゃぁないね、世界的には、中国(チャイナ)が優勢で、中国地方(CHUGOKU)は劣勢です。
この本に書いてあることじゃないが、わたしの手持ちギャグを書き添えますと
[ちゅうごくごけん]を漢字で書けば
中国五県
中国語圏
ふたつは大違い
耳で聞いただけでは、どっちのことか判断できないでしょ
「弾正星」花村萬月 小学館
丹野蘭十郎という無職の男です。
三好家で祐筆の職がある、ということで、面接を受けに行きます。
松永久秀に気に入られて、久秀の祐筆に採用されます。
松永久秀、めったにひとに心を開くことがない。
ところが、丹野蘭十郎にはすっかり心を開いています。
誘われて、女郎買いに行き、尼寺でさんざん放縦を繰り返します。
びっくりしたなあ、前半はほとんどいろごとばかり費やしているじゃないか。
やっと本の半ばあたりから、弾正の出世譚が語られます。
本気じゃない、軍事より、茶の道茶道具のほうに心を傾けています。
織田信長が出現します。
ここでやっと対立軸が現れます。
丹野蘭十郎とは、松永久秀の分身なんでしょうね。
ふたりいるけど、モノローグ。
戦国の合戦譚なんですが、あまり合戦を重視しない、奇妙な合戦譚です。
XP機をまだ保存しています。
そこには、倒産した年賀状ソフト・筆自慢が入っています。
倒産した筆自慢は、OSの進化に対応できず、もうXP以降のウィンドウズにはインストールできないのです。
有線LANから切り離して、XP機は年賀状専用として使ってきました。
で、そのXP機にプリンターからケーブルを繋ぎましたが、全然通信できません。
去年までは通信できたのに、XP機自体がメカ的に劣化してきたのかもしれません。
もうXP機は棚上げするしかないね。
ええさ、次の手があるさ。
W10機で、同梱ソフトに筆ぐるめがある、これを使えばなんとかなるさ。
ところが、手も足も出ません。
使用説明書があるわけじゃなし、全然使い物になりません。
しゃぁない、急遽、ソフトを買いに行こう。
筆まめ、筆王、筆ぐるめ、市販のパッケージソフトはこんなもんか。
結局、筆まめをチョイスしました。
無事、年賀状印刷が間に合いました。
投函しました。
一日経って、今にして思えば、筆ぐるめについては、ユーザー登録すればよかったのかも。
ユーザー登録すれば、次の使用手順を教えてくれたのかも。
意固地にユーザー登録を避けたのだが、あれがまずかったのかもしれません。
同梱ソフトメーカーとしては、個人情報を押さえて囲い込みするのは当然だよね。
こっちの個人情報を教えないと、ライセンスがもらえないということも、今なら理解できます。
早合点、反省、後悔 (>_<)
Canon のプリンターで、変な文言が現れます。
印刷は出来るんですよ。ただ、こんなフレーズが出ては、年賀状の時期に、落ち着いて印刷できるわけがない。
[プリンタと通信できません、双方向通信をサポートする設定にしてください]
キャノンのサポートでは、ネットでの有料サポートに誘導されました。
有料のサポートは、他でもやったことがありません。
試しにやってみるか。
メール何通かのやりとりがあって、メールの到着を待つ間に、自力でも頑張ってみよう。
デバイスマネージャー
プリンター
デバイスとプリンターフォルダー
使用しているプリンターの名前をクリック
プリンターのプロパティを表示
ポート
双方向サポートを有効にする、ここにチェック
再起動すると、印刷時に出て来る変な文言は消えていました。
やっているうちに、サポートのメールが到着していました。
サポートの回答は、プリンタドライバーをアンインストールの上、再インストールしてください、とのことでした。
有料サポートとはこんなもんだとわかりました。
あわてて有料サポートを頼む前に、もうちょっと自分で頑張りなさい、ということなんだね。
一日か二日、さんざん考え抜いて、どうにも解決できなかったら、お願いする、ということでしょうかね。
アドバイスは貰ったんだもの、金返せ、とは言えないよね。
アドバイスのメールが届く前なら、キャンセルすることはあるみたいです。
でも、ひと様の知恵を借りるんだもの、そこは尊重しなきゃね。
楽天カード
三菱UFJ信託銀行
Disney
NHKオンデマンド
VJAギフトカードインターネットショップ
こんなところから来ました。
どれも取引がありませんので、メールを貰う理由がない、明らかに偽物とわかります。
だけどね、取引があったり、ソフトのユーザーだったりで、そこからメールが来たらどうしましょ。
そのメール、偽装かもしれない、本物かもしれない。
経験からすれば、通常のメール、正常なメールは、宛先(自分)☆ となっているのが普通です。
宛先が、ずらずらと大勢のメールアドレスの中の一員だったら、それは怪しいと判断してもええでしょう。
例外もあります、偽装メールなのに、宛先(自分)☆ となっているのもありました。
Adobe
windows
偽物は、Adobe、windows の名前にちょっとした扮装を追加して、いかにも風に名乗っています。
内容は興味を引くものではなかったので、相手にしませんでした。
本物と判断するより、偽物と判断したほうが安全ということで、そう扱いました。
こっちから照会したものならともかくも、先方から売り込んでくるものには、一歩距離を置くことでしょうね。
XP時代には、アップデートがあっても、何が更新されたのかを知る機能がありました。
W10になって、何がアップデートされたのか、それがどこに示してあるのか、わかりませんでした。
見つけました、ここにあります。
モニター左下のウィンドウズマークを右クリック
設定、クリック
Windowsの設定のページで、更新とセキュリティ、クリック
更新プログラムのインストール履歴を表示、クリック
ここ数日の履歴がズラズラと出現します。
正直言いますと、今までは、何を更新するのかわからないまま、ただただ言われるがまま、従っていました。
あるいは、知らないうちに更新されていて、再起動を求められていました。
もう寝よう、シャットダウンしよう、という時に求められて、再起動して、更新を確定して、それから寝ます。
睡眠時間を削っています。
横暴だとは思いませんか (>_<) これは軽い苦情。
これでは目隠しされてやっているのと同じこと。
インストールされたのが何だったのか、知りたいですよねぇ。
違う方法もあります。
モニター左下のウィンドウズマークを左クリック
左のサイドバーにアイコンがいっぱいありますが、どんどん下に潜って行って、設定を探す。
あとは上のやり方と同じです。
どこまでも草刈がしてあるわけじゃない、どこかで草刈を打ち切ることになる。ここがそうなのだ、ここから先は草ぼうぼうなところを進まなきゃならない。
草ぼうぼうの道をずんずん進んで、どうやら道もここまでのようだね。道を造成するのに山肌を穿った重機のシャベル跡が見えている。ここからは山に取り付いて直登する。
傾斜がきついので、滑る、滑る。木の根をつかみ、幹・枝にすがって体を引き上げる。
植生は、密林と疎林の中間のようで、密林だったり疎林だったり、歩き易いところを選んで登るしかないのだよ。
やっと登った、ここが頂上。この段階では、公民館で聞いた東の峰だと思い込んでいるんですよ。東の峰と西の峰の間にえらく深い鞍部があるなぁ。どう渡って行くんだろう、と考えていました。
ちょうど倒木が重なったところで、下界への視野が開けている。集落が見えているがどこの集落かはわからない。南に新市の市街地が見えているが、梢が邪魔で写真に撮ってもカタチにならないだろう。
食事を済ませて、さて、降りようか。
丸い山が見えている。あれがほんとの天神山なのだよ。ここが天神山の東の峰とはもう思ってはいない。地図と照合すると、だいぶ違うところにいるなとわかってくる。
方向がわからない。登って来たGPSの軌跡をたどるのだが、歩き易い方に進むので、だいぶ軌跡から逸れてしまった。なんとか立て直して登った軌跡に近寄ろうとする。
編集が終わりました。
新しいページをアップしています。
これは一部分を抜書きしたものです。
全体の姿は、下のリンクからお出で下さい。
「セブンズ!」五十嵐貴久 角川書店
ここは岩手県釜崎市、釜石市じゃないよ、フィクションだとわかるでしょ。
国体が岩手県で開催される。女子7人制ラグビー、絶対優勝させるぞ。
市長も釜崎市民も燃えに燃えています。
岩手ブロッサム、岩手県選抜の女子ラグビーチームなのだ。
監督兼プレーヤーで奥寺浩子、選手は人数ギリギリ、やめていくものも多い。
チームに転機があった。
監督の妹の泉が加入した。同じ高校生のジャスミンも加入した。
とことんシゴキが始まります。
シゴキじゃないのだよ、強くなるためのトレーニングなのだよ。
読んでいて、やっぱりシゴキだよねぇ。
国体が始まります。
初戦突破、で、どうなるかはここでは語りません。
この本で知った雑学。
女子ラグビーで強いのは、東京、大阪、福岡、島根。
東京・大阪・福岡はわかる、高校男子ラグビー強いところだもの。
島根県、高校の部活動で、唯一島根県に一校あるのだそうです。
学校法人江の川学園石見智翠館高等学校、男子のラグビーは知っていたが、女子ラグビーもあるのかい。
尾道渡船の桟橋がある。尾道(土堂)と向島(兼吉)を結んでいるのだよ。ダイヤなど無い、対岸に人影や車があると、すぐに運航してくれるのだよ。
運賃は、人間が100円、自転車が10円、自転車が倒れないよう人間は自転車の脇に立っていることが要求されている。船の船尾から尾道側が見えている。
向島に到着、どやどやと降りて行く。自転車乗りが他にもいたが、向島でわたしとは反対の方向に行ってしまった。しまなみ海道を行くんだろうね。
桟橋から路地道を行くと、広い街道に出る。東に向かえばええんでしょ、自転車に乗ると地図と照合するのがメンドクサクなる。道幅が広いからこっちでええんだろうな。
歌港フェリー乗り場の看板がある、うむ、正しい道を来たのだ。
ここが歌港、戸崎行きの渡しは随時運航で、百島-常石行きは定時運行なのだ。一日4便、自動車は白線に並んで行列している。待つ運転手は居眠りしている。歌~戸崎の便はすぐにやって来る。
運賃は人が200円、自転車が30円、尾道向島の運賃と比較していけない。こっちのほうは乗る人数がケタ違いに少ないのだ。すぐに来てくれるだけで御の字と思わなきゃ。
ここは浦崎町、尾道の対岸にあるが、古くから経済圏は尾道で、昭和32年に浦崎村を合併したのだ。
浦崎のここが一番高いところになるのかな、浦崎半島の西側の高みを、いったん海岸線まで降りると、松永湾を隔てて松永の市街が見えている。もう一度坂道を登って、こっちが浦崎の一番高いところか。
どっちがどっちとも言えないまま平地に降りて、ここが村境のバス停、地図をよく見ると尾道市と福山市の境界の近くになっている。なるほど、昔々の浦崎村と藤江村の境界なんだねぇ。
編集が終わりました。
新しいページをアップしています。
これは一部分の抜書きです。
全体の姿は下のリンクからお出で下さい。
http://sherpaland.net/bike/2017/bike-171209-matsunaga_wn2/bike-171209-matsunaga_wn2.html
「太閤私記」花村萬月 講談社
日吉丸は山落(おとし)の出身、まだ元服前、針を商って放浪している。
少年のくせに色事には達者なんですよ。
蜂須賀小六の愛妾とねんごろになり、生駒屋敷の吉乃ともむつみあう。
信長の小者になるのを許され、足軽組頭に引き上げられる。木下藤吉郎と名乗る。
寧々が長屋の前に引っ越して来る。惚れました。
秘術を尽くして嫁に貰う。ここまででほぼ6割程度のお話しの運び、小者足軽時代を丹念に拾い上げています。
嫁を貰ってからは一挙にお話しが進んで行く。
墨俣城の築造、竹中半兵衛を招く。朝倉攻めで浅井の裏切りにあい、しんがりを勤める。
巻き直して、浅井を攻め滅ぼした。
ここまでの物語だが、これで終わりではないだろう。
日吉丸、木下藤吉郎の時代から、羽柴秀吉、豊臣秀吉の時代へ続くわけで、続編が待っているのでしょうね。
花村萬月、漢字の使い方に特徴があります。
<一族は韓鍛冶(からかぬち)の子孫である>
<妾宅(しょうたく)がわからず、小首をかしげると、妾(をんなめ)の家だと他人事のように言った>
<無数の幼い精霊飛蝗(しょりょうばった)が弧を描く>
<愚かなり。なんという鈍(おぞま)しさか>
<たしかに妾は強かじゃ>
<抽んでた美貌であることが思い知らされ>
<小六に窘められるまで語って聞かせた>
フリガナを振ってくれないと読めない字もあるが、フリガナがないので、読めずに当て推量で読む字もある。
悄然、愕然、憮然、唖然、隠然、蓋然、偶然、忽然、雑然、蕭然、泰然、憤然、平然、まだまだあります
まるで○○したかのように
あかたも○○したみたいに
こういう種類の言葉の羅列です
人間の感情、行動などを描写する言葉です
自然
これはカテゴリーが別の言葉です
形容詞的なものから脱して、名詞となってしまっています
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1354593493
<然>をコレクションしたこんなページもあります
ここから先は未整備林道、轍の間には草が生え放題で、森林組合もここのところからは手を入れていないね。
それでも、林道であるのは足触りでわかる。道の真ん中は草で覆われているが、轍の跡を踏んで行けば間違いない。
木の棒を渡した木橋のあたりから道は怪しくなってきた。この先は若木が中心なのだ。植生がびっしりと詰んでいて、密林状態になっている。
樹が成長して老木になったら極相林で、下生えもなくなって歩き易くなるが、まだまだ若木の競争状態で、こういうところは木と木の隙間も狭くて通り難いのだ。
これはあかんな、引き帰そう。
帰る道々、どこか疎林はないかいな、あった、ここなら木の間が広がっている。
林に入って、進むと、昔の作業道に出た。うん、まぁ、歩き易い。昔の杣道が残っているわけだ。
ここで作業道終わり、この先は植林になっている。ははぁ、植林のための作業道だったんだね。
稜線のてっぺんまで植林が続いている。過去の経験では、往々にして、植林の先は密林、こんなことが多かった、植林の先を辿るのは止めにしよう。引き返そう。
作業道は、朝に歩いた林道に合流した。ここからは登って来た道を引き返すのだ。
編集が終わりました。
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これは一部分の抜書きです。
全体の姿は下のリンクからお出で下さい。
「真夏の雷管」佐々木譲 角川春樹事務所
サブタイトルに、道警・大通警察署
道警シリーズの、佐伯宏一・小島百合・津久井卓、総出演です。
佐伯は刑事三課、盗品係。小島は生活安全課、少年係、津久井は機動捜査隊。
発端は少年の万引き、盗品は工具セットだった。
別件で、園芸店で肥料が盗まれた。硝酸アンモニウム。爆薬に使える。
ふたつは結び合わさって、元JR職員が浮かび上がった。
保線工事の偽装で、責任が末端に押し付けられたのだ。
解雇されたのは組合の活動家だった。
もう判るでしょ、JR北海道を恨んで爆発を仕掛けるはずです。
犯人の出番は少ないが、これは気の毒だと犯人に同情できます。
松本清張の「点と線」みたいに、列車ダイヤが焦点になります。
11月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1991
ナイス数:41
星星の火2の感想
前作と設定は同じ、警視庁勤務だが、城は通訳センター勤務を希望した。官舎の隣室には保安課の上月が住んでいる。保安課では中国人が絡む事件が多い。城は通訳によく呼び出される。中国人がよく殺される。<赤い虎>という組織があって、その仕業らしいと判ってくる。残留日本人が日本に帰国する。一緒に二世三世も一緒に連れて来る。国籍は日本人でも、言葉や習慣は中国人のままなのだ。日本に中国人世界を作ろうとするグループと、それは間違っていると抵抗する若者がいる。引きずり込もうとする暴力があって、それに耐えているのを読むのはツライ
読了日:11月26日 著者:福田 和代
さむらい道 下 - 最上義光 もうひとつの関ヶ原の感想
ローカルな戦は続きます。上巻での合戦は二百人三百人の競り合いだったが、何千人単位での戦に変わります。天童氏との競り合いが多いが、ごめん、天童とはどこにあるのやら。米沢は伊達の主力の城で、伊達は仙台と思っていたが、豊臣末期に仙台に国替えされたのだ。ということで、伊達との小戦は続く。お話しが急遽展開するのは、豊臣秀吉が惣無事令を発して、時世が変わってきたこと。豊臣の城に伺候しなきゃならなくなり、秀吉が死亡する。徳川家康になびいて、隣接する上杉の侵攻を防ぐ。このあたりになると、時代の趨勢とマッチしています。
読了日:11月24日 著者:高橋 義夫
さむらい道 上 - 最上義光 表の合戦・奥の合戦の感想
山形の戦国時代です。最上義光は父に嫌われて、弟に代わって廃嫡され、人質に出された。巻の半ばあたりで、義光は人質から脱して、父を城から追い出した。出羽の勢力を分ける天童と相対することになる。合戦の単位が小さいのです。百人、二百人の戦闘で、東海近畿の合戦を読みなれているので、えらくスケールが小さく感じる。義光は、巻始めの頃16歳、巻末の頃は38歳、巻末の時代は織田信長が本能寺の変で亡くなった頃です。
読了日:11月23日 著者:高橋 義夫
ロード乗りこなすならもっと業界一の自転車バカに訊け! (ROADBIKE BESTBUY BOOK)の感想
この本、普通の自転車ファンにとっては、ピンときません。この本のコンセプトは、一台目の自転車を買う時に読む本じゃなく、二台目の自転車を買う時に読む本です。価格帯として、25万から40万円を提示しています。読んでいて、字は読めますよ。内容が全然ついていけない。ページをめくったが、字が流れて行く。半分以上は読み流しています。読者と考えているのは、自転車のセミプロかハイアマチュアなんでしょうね。ただの自転車乗り、普通の自転車好きのわたしには縁遠い本でした。この本を読んで、なるほど、と膝を打つ人は、わたしとレベルが
読了日:11月12日 著者:菊地 武洋
さいとう市立さいとう高校野球部 甲子園でエースしちゃいましたの感想
めちゃめちゃ戯文、根本はスポコンなんですがね、装いはギャグ満載です。あさのあつこ、中学野球のバッテリーがあり、時代小説も書いています。本来は王道を行っているのですが、このシリーズは鬼道を行っています。第一話で、いきなり春の選抜で甲子園に出るのだと語ります。途中省略も甚だしい。第八話で、やっと試合が始まります。それまで何をしていたのか、饒舌な語り口で、紆余曲折しながら、お話しを進めて行きます。八話九話で、一回戦は勝ちます。第十話、二回戦で負けてしまいます。第十一話、夏の甲子園をめざして、話はそういう運びにな
読了日:11月09日 著者:あさの あつこ
さいとう市立さいとう高校野球部の感想
あさのあつこ、中学野球のバッテリーから高校野球に転進しました。主人公は山田勇作、名前は平凡だが、野球センスは抜群なのだ。野球部の監督は鈴木先生、美術の先生、野球はやったことがない。鈴ちゃんと呼ばれている。15篇の短編が連なるが、それぞれ、起承転結、結のオチが実に見事。バッテリーは楷書で書いた小説だが、こっちは草書で書いた小説。目指せ甲子園優勝、副賞として有馬温泉に行こう。まだ一年生、県予選で三回戦で負けた。次作では、これは甲子園に行くぞ。甲子園に行って、優勝して、温泉に入るぞ。そういう展開が予想される。
読了日:11月05日 著者:あさの あつこ
「さいとう市立さいとう高校野球部 おれが先輩?」あさのあつこ 講談社
あさのあつこの執筆の流れからは逸れてます。大いに逸れてます。
さいとう高校野球部シリーズで3です。
2では、夏の甲子園に出場して、一回戦突破、二回戦で負けています。
この本、その3では、スポコン丸出しで試合に次ぐ試合になると思うじゃありませんか。
違います。半分あたりで新入部員募集、その前に紅白戦。
紅白戦のままその3は終わってしまいます。
落語で、噺の前にマクラを語りますよね。そのマクラが長いのだ、そう思ってください。
ギャグを放り込んで、作者は楽しんでいます。
この流れなら、その4、その5となんぼでもお話しを続けられます。
それぞれの章のタイトルが秀逸です。列挙すると
さいとう高校野球部について三度(みたび)、しゃべる機会を得た、おれとしては、その責任の重さを痛感している。
その一、すみません、やっぱり温泉から始まります。
話が前に進んで行かないと苦情、殺到。すみません。これからじっくり、温泉とさいとう高校について語ります。
その二、塩江温泉での速足散歩は、チョウ刺激的だった。
さいとう高校野球部の面々、またまた勢揃いです。ゆっくりお愉しみください。
その三、”憧れの先輩”は雲の彼方に。
中途半端に終わり過ぎと、苦情、殺到。すみません。ここから再び、さいとう高校の熱き日々を語ります。
その四、ついに新入部員、登場か?
新入部員を迎え、さいとう高校野球部、始動開始!え?始動開始って日本語がおかしい?始まりが二つある?ぎっくり。
その五、怒涛の紅白戦の始まり、始まり。
ついに紅白戦、始まる!え?前回でも「始まり、始まり」って言ってた?ごめん、今度こそ始まり、始まりだから。
その六、ということで、おれの期待と不安をのせて紅白戦、始まり、始まり。
いやいや、今年の新人なかなかやりますなぁと感心している場合じゃないけど感心してしまう、山田でした。
その七、ふふふ。いよいよ、試合のマウンドです。ふふふ。
まだ新入部員獲得の最中の紅白試合だよ。このシリーズ、これで終わると思うかい。
最近のコメント