「墨の香」梶よう子 幻冬舎
雪江は離縁されて実家に帰った。
実家は旗本で、奥祐筆の家柄なのだ。
幼いころから師匠に習熟していたので、筆の指南所を開いた。
現代で言えば中学生まで程度の幼い子ばかりが門弟なのだ。
お話しの筋は、その少女たちのあれこれがひとつ。
時代は水野老中の頃、黒船来航の頃なのだ。
フランスの水兵を鉄砲で撃ってしまったのがふたつめの筋。
なぜ離縁されたのか、そのわけは、が三つめの筋。
町人の世話物、奉行所の同心、得意分野はそのあたりかと思っていると
このように、幕閣の奥祐筆などのお役目も描き分けていて、得意分野が多岐に渡っている。



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