信長私記
「信長私記」花村萬月 講談社
古書に「信長公記(しんちょうこうき)」があります。そこで「信長私記(しんちょうしき)」の題名なのかな。
信長の少年後期から弟を殺して覇を建てる時期までのことです。
母から疎まれていること、愛されていないことが底流にあります。
うつけを装ったのも敵味方を見分けるため、斉藤道三と面会して以来、うつけを装うことは放棄します。
山落(やまおとし)で藤吉郎と顔を合わせます。
「太閤私記」がその後執筆されますが、キャラクターはそのまま引き継いでいます。
信長はマザーコンプレックスだった、のだろうなぁ。
本の小口、背中以外の紙の断面が赤く染色されている。装丁が異様なので、内容も異様なのかと警戒したが、そうでもなかった。
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