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2018年1月25日 (木)

国士

「国士」楡周平 祥伝社
国士(こくし)、国土(こくど)じゃないよ。
プラチナタウン、和僑に続くシリーズ3作目。
前2作とは違う舞台、カレーのチェーン店です。
創業者は歳を取り、海外に展開したいと思うが、ちからが足りない。
身を引いて、後任にコンビニ業界を席巻したプロ経営者に託する。
ここからがむちゃくちゃ読みづらい。やりかたがえげつないのですよ。
フランチャイズ店の近隣に直営店を開店して、需要を深掘りすると強行する。
ここで渋滞した。3週間もかかってしまった。歯を食いしばって、嫌な場面を読み通した。
楡周平にバッドエンドの小説はない。必ずハッピーエンドに持って行くはずだ。
8割がた読み進めたところで、やっと救いがある。ハッピーエンドです。
プラチナタウン、和僑から続くテーマ。
日本は人口減少していく。その中で、救いを求めるのはどうすればええのか。
資本主義の論理では救えない。そこには国士が必要だ。
プラチナタウンから人口減少社会を追っています。
ここに解決篇を提出しております。

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