絶望の歌を唄え
「絶望の歌を唄え」堂場瞬一 角川春樹事務所
題名が「絶望の歌を唄え」よっぽど辛いお話しかとビクビクだったが、いえいえ、テンポ歯切れの良いお話しでした。
安宅は警視庁の外事に所属している。
東南アジア某国で、選挙がある。その監視維持活動で派遣された。
この国でもイスラム過激派の活動がある。
爆発のテロがあって、遭難した。帰国後、警視庁を退職した。
その後、神田神保町で喫茶店を経営している。
家の裏手で自動車が突っ込んで、爆発があった。
町内で政治のフィクサーが殺された。
街を守らなきゃならない、と自警団にも入り、裏を探り始めた。
イスラム過激派の仕業か。
さらに車が突っ込む二度目の爆発炎上もあった。
どこにも絶望の歌を唄う状況にはないよ。
犯人側にあるのか。
犯人側が語る場面はないが、恐らく、絶望の歌を唄いたい事情があるのだろうねぇ。
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