ランニング・ワイルド
「ランニング・ワイルド」堂場瞬一 文芸春秋
呉市のとびしま海道を巡るアドベンチャーレースで事件が関わってくる。
チームP、警視庁所属のチームでポリスのPがチーム名、そのリーダーの和倉の携帯に電話が架かって来た。
妻と子を人質に捕った。ゴール近くで、あるブツを回収するように。このことは警察に言ってはならない。
人質を盾にされては、メンバーにも事情を語らず、犯人にこのまま従うしかない。
アドベンチャーレースとは、チェックポイントでチェックを受けるが、コースは自由、道を行こうが、山の中を突っ切ろうが、そこは自由。
ラン、シーカヤック、自転車を乗り継いでゴールまで戻る。
四人一組で、四人目の到着時間がチームの到着時間になる。
堂場舜一は、スポーツもの、警察物で名高いが、8割がた、レースの描写に費やしている。
とびしま海道は自転車で走ってみたいコースで、思いも寄らないガイドブックになりました。
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