バッタを倒しにアフリカへ
「バッタを倒しにアフリカへ」前野ウルド浩太郎 光文社新書
今年(2018年)の新書大賞受賞本です。
さすが受賞作、バッタを知らなくても、モーリタニアという国を知らなくても、愉快に読めます。
ミドルネームのウルドとは何か。
ムスリムに改宗したのかと疑いましたが、モーリタニアの伝統的な名前なんだそうです。
そんな名前を貰えるほどモーリタニアに融け込んでいます。
なんぼやっても道が開けない、そんな陰々滅々としたお話しじゃありません。
道は開ける、努力は報われる。そんなお話しでホッとします。
ほんとは、裏にはポスドク哀史があるのです。
高学歴ワーキングプア、実にたくさんの芽が出ない博士が背後にいるのです。
どうしてこんなに筆達者なのか。
NSCで腕を磨いてきました。
発見されて、ダイヤモンド誌に連載もしてきました。
けっこう稽古も重ねてきているのです。
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