日本史の内幕
「日本史の内幕」磯田道史 中公新書
副題に、戦国女性の素顔から幕末・近代の誕生まで。
大体が、一節一節が3ページの分量です。もともとは読売新聞への寄稿文、ちょっと長いのは雑誌からです。
たった3ページでもピカッと光っている。目の付け所がシャープなんです。
第1章「古文書発掘、遺跡も発掘」では、小学生の頃から古文書読みを経てきたことを明かしています。
それで、古文書を読み解くことを本業に選んだわけです。
史伝、評伝では堅牢な考証に基づいた書籍があります。
それよりも、3ページ程度の印象的なコラムのほうが心惹かれる。
そんなものかもしれませんね。
古文書は発見すれば即購入しなければ散逸してしまう。
財布の中身が少ない場合、写真に撮るというテもあるようです。
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