「にゃん!鈴江藩江戸屋敷見聞帳」あさのあつこ 白泉社
お糸は行儀見習いのため鈴江藩上屋敷に奉公に出た。
奥方の珠子にお目見えした。
あれ、猫が見える。猫の姿は一瞬で、見直すと人間の姿だった。
見えるようじゃな。
奥方様は猫の化身だった。
見渡すと、老女も奥女中の何人かも猫の化身じゃないか。
打ち明けられたところでは、お家騒動がある。
藩主の叔父が藩主の座を乗っ取りしようとはかっているのだそうな。
さらに、猫族を追い出そうと狐族がうごめいている動きがある。
作者はめちゃめちゃ楽しんでいる。
町人の娘が武家屋敷に奉公にあがったんだもの、啖呵の切り方が冴えている。
これも化けたの一種かもしれないねぇ。
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