パーマネント神喜劇
「パーマネント神喜劇」万城目学 新潮社
神喜劇はしんきげきと読む。ドタバタからして、吉本新喜劇を意識しているのかも。パーマネントの意味は明かしていないなぁ。神さまの寿命は何万年のものだから、そう暗示しているのかも。
主役は神さま、平の平の平の神さまで、縁結びを専門にしている。
そこへ、レポーターと自称する青年が現れて、種明かしすると、勤務評定し、勤務地の異動を決定するものらしい。
神さまの仕事は、言霊を人間に打ち込むこと。
それにより、言霊に後押しされて、ものごとがうまく運んで行く。
4篇の中編のシリーズです。
言霊を打ち込まれた人間はどう変わるか、こんなお話しだったり。
神社の転勤を命じられて、その異動のどたばただったり。
果ては、大地震が起きて、大神さまがおでましになったり。
ネタの不思議もあるが、語り口がユニークで、めちゃめちゃ面白いです。
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