「この世の春(上)」宮部みゆき 新潮社
主君押し込め、藩主を廃して新しく藩主を迎え入れる。
時々人格が変わる。子供になったり、女になったりする。
居城で異変が起きるのならともかく、江戸城内で異変が起きると、藩が取り潰しになる。
主人公は新しい藩主ではなく押し込められた藩主の方なのだ。
山の中に藩主の別邸、五香苑がある。そこに座敷牢を組んで押し込められた。
前藩主の世話を各務多紀が命じられた。
御霊操(みたまくり)の一族なのだ。
あの世の霊を呼び出すのだが、藩主の人格が変わるのはどこかの霊があやつられているのではないか、お話しとしては傍流のお話し。
下巻に続く。



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