「荒神」宮部みゆき 朝日新聞出版
「三島屋変調百物語」の「おそろし」「あんじゅう」などの幽霊・お化けのお話しかと思って取り付いたが
怪物のお話しだった。
永津野藩、香山藩の間に確執があって、藩の境に大平良山がある。
そこに怪物が現れる。
両藩の人物が大勢出て来るが、巻頭に主な登場人物表がある、それに頼らずとも、これは誰、と判定できる。
キーは、怪物が誕生したいきさつで、人間の悪意・妬みなどが元になっている。
お化けの話は怖いが、怪物のお話しは怖くないです。



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